金沢カレーの「カレーのチャンピオン」「チャンピオンカレー」が、駄菓子の「ビッグカツ」とコラボした期間限定メニュー「ビッグカツカレー(Bカツカレー)」を7月27日から発売しています。約3倍の大きさの“ビッグカツの肉”を使用し、店舗でパン粉付けをしたインパクト抜群のビッグカツ(Bカツ)を、チャンカレにトッピング!という一皿。これは……(食べる専門の)グルメ担当記者としては絶対に食べねば!

 そもそも「カレーのチャンピオン」「チャンピオンカレー」と、駄菓子の定番「ビッグカツ」とのコラボのきっかけは、それぞれの公式Twitterアカウントだそう。

 2017年に交流がはじまり、2018年4月1日のエイプリルフールには、「駄菓子と金沢カレー、元祖同士の夢コラボ!<ビッグカツカレー>4/1、待望の新発売」というコラボ企画をリリースしていました。

 そんなエイプリルフールのネタが本格的に動き始めたのが、2020年5月の「おうちdeビッグカツ」という企画。“ビッグカツの肉”(現在は休売)と呼ばれるビッグカツの原材料(白身魚のすり身をオリジナルの配合で味付けしシート状に成形、焙焼した魚肉シート)が期間限定で発売されたことをきっかけに、チャンピオンカレーでは今回の商品化を本格的に検討。ビッグカツ側も快諾し、試作を重ねて実際に商品化となったそうです。

 これぞ、まさしく嘘から出たまこと。カレーと駄菓子がどんなケミストリーを起こすのか、そもそも美味しいのか、期待と不安を抱きながら、小雨がぱらつく中、お店に向かいました。到着すると、お店の前には金沢カレーのノボリがはためき、入口付近にある食券販売機の上部には「ビッグカツカレー」(650円/税込)のチラシが貼られていました。

 「ビッグカツカレー」の食券を買って店内に入り、店員さんに食券を渡して席に着きました。席には金沢カレーについての説明が貼ってあったので、待っている間に金沢カレーについてお勉強……。

 金沢カレーはステンレスの皿に盛られており、カレーは濃厚でドロッとしていて、付け合わせとしてキャベツの千切りが添えられている。さらに、カレーの上にはカツを乗せ、そのカツにはソースをかける。そして、カレーを全体にかけて白いライスが見えないように盛り付け、それをフォークまたは先割れスプーンで食べるのが特徴とのことです。

 金沢カレーについて理解したところで、タイミングよく運ばれてきたのが、ビッグカツが中央に「ドーン!」と乗っていて、存在感がハンパない逸品。ビッグカツが滑り台のようになっています。そこに、とんかつソースをかけて、いただきます!

 ビッグカツをフォークで切って(通常は切って盛り付けられていますが、店員さんに言えば切らずに盛り付けてくれます。今回は切らない方が「映える」かなぁ……と思って、切らずに盛ってもらいました)、ご飯と一緒にパクッ!

 さすがに本物のカツのようなボリューム感はありませんが、揚げたてのビッグカツがサクサクで、カレーと合う!ちなみに、ビッグカツだけで食べる(ビッグカツは単品で注文することも可能です)と、子供の頃に友達と近所の駄菓子屋で食べた思い出がよみがえってきます。懐かしい味……。

 お小遣いを握りしめ、駄菓子屋で友達と楽しく話して過ごした光景を思いだしながら、今回も完食。ごちそうさまでした!「ビッグカツカレー」は、駄菓子をお腹いっぱいに食べたいという子どもの頃の夢を叶えてくれる素敵な料理でした。

 なお、「ビッグカツカレー(Bカツカレー)」の取り扱いは、【石川県】カレーのチャンピオン野々市本店、高柳店、辰口店、小松店、チャンピオンカレー玉鉾店、【富山県】カレーのチャンピオン富山店、eタウン店、【東京都】カレーのチャンピオン九段三番町店、【新潟県】こびきの里・チャンピオンカレー出来島店の全9店舗。

 価格は650円(税込)となっていますが、こびきの里・チャンピオンカレー出来島店では650円(税抜)です。販売期間は2週間想定とのことなので、食べたい人はお早めに。

(取材・撮影:佐藤圭亮)