5月25日のフリープラクティス後、パイロットたちのオートグラフセッション(サイン会)が浦安のレースエアポートで行われました。実は千葉大会、パイロットたちの評判が非常にいいのです。それは熱心なファンが多く、パイロットそれぞれにファンがいるから。これに感激するんですね。

 オートグラフセッションは17時から始まったのですが、フリープラクティス終了まで幕張の会場で撮影をしていた筆者が、急いで電車で移動して浦安のレースエアポートについたのは18時半。もう入場はとうに締め切られた後だったのですが、まだまだサインを待つファンが残っていました。

 パイロットはみんな、ファンと交流するのを楽しみにしています。子供たちには、腰を下ろして目線をそろえて握手。

 こういう時に「粋だなぁ」と思うのは、ニコラ・イワノフ選手。ちょっとした仕草が様になるんですよね。「伊達男」という言葉がよく似合う、大人の魅力あふれるパイロットです。

 ファンは、それぞれのパイロットが喜びそうなプレゼントを持ち寄ります。マクロード選手の「パワースナック」、品川巻(のり巻きあられ)は良く知られていますね。それ以外にも、様々な趣向を凝らしたプレゼントがあって、パイロットたちはその心遣いに感謝しています。

 そして「日本のファンはレッドブル・エアレースをよく知っているね」と驚くのは、レースを支える人たちにもファンがサインを求めること。レースディレクターのスティーブ・ジョーンズさんにも人だかりができます。スティーブさんはかつてレッドブル・エアレースに参戦していたパイロットでもあり、それを覚えているファンや、さらにポール・ボノムさんとのエアロバティック・ペア「マタドールズ」も知っているファンも。

 今年も熱心なファンが多く詰めかけ、オートグラフセッションは予定時間を大幅にオーバーして終わりました。

(咲村珠樹)