指先ってちょっとしたケガをしやすいものです。紙で切ってしまったりとか何かが刺さったりとかで血が出ると、ばんそうこうを貼る事も多いと思います。しかしこれが結構剥がれやすい。そんな指先に貼るばんそうこうが、ちょっとしたひと手間で剥がれにくくなるライフハックが話題になっています。

 警視庁警備部災害対策課公式ツイッターアカウントが教えてくれているこの方法。「先日、講習会で、ケガをした指を絆創膏で処置する方法を教わりました。絆創膏の真ん中に切れ目を入れて患部に当て、切れ目を交差させて貼ると、普通に貼るよりも剥がれにくくなります。災害時はケガのリスクも増えるので、このような処置の仕方を知っておくのも何かと便利かもしれませんね。」と、その方法を画像で説明しています。

 やり方は、
1、普通サイズのばんそうこうのガーゼが付いている部分の近くまで両端から切り込みを入れます。
2、切り込みを入れたばんそうこうの剥離紙を剥がし、よく洗った傷口にガーゼ部分を当てます。
3、切り込みを入れた上部分を左右クロスさせるように下の方に向かって貼ります。
4、下側半分は普通に真っすぐに貼り、上部分のクロスしたところに重ねて完成。

 この方法を見た人からは、「ためになった」「応急処置の参考にします」との声が。糊が付いている部分を細くする事で、指の関節にフィットしやすくなり剥がれにくくなるようです。

 不器用な人はテーブルの上などにばんそうこうを置いて貼ると失敗が少なくなると思います。また、貼る前には傷口は水道水で良く洗い、傷口に付いている汚れや雑菌を洗い流しておく事が大事です。特に、さかむけをつい剥がして血が出てしまった時などは爪の横にばい菌が入りやすくなり化膿する事もあるので、しっかりと洗い流して清潔なタオルなどで拭いてから行いましょう。

指先用のばんそうこうも売られていますが、それでもキレイに貼れない場合や剥がれてしまう場合もあるかと思います。ちょっとしたひと手間で剥がれにくくなるこの方法、ぜひ覚えておきたい方法ですね。

<出典>
警視庁警備部災害対策課(@MPD_bousai)

(梓川みいな/正看護師)