琉球新報の3月11日記事が、ネットでちょっとした議論を巻き起こしている。

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ついっぷるトレンドより

▼琉球新報:辺野古沖、海保艇が男性に追突 抗議ボート排除中
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-240146-storytopic-271.html

▼琉球新報:海保艇、のしかかる船首 辺野古沖
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-240150-storytopic-3.html

 記事では、名護市の大浦湾で10日発生した、海上保安庁の特殊警備救難艇「あるたいる」(以下、海保艇)と、男性2人が乗るゴムボートの衝突を、瞬間の連続写真付きで紹介している。

 この2人の男性は、大浦湾で現在行われる、米軍普天間基地移設に伴う基地建設の抗議活動を行う市民。
事故直前、2人を乗せたゴムボートと海保艇は、臨時制限区域を示すフロートを挟み、互いに向かい合う位置にいたようだ。

 しかし、ゴムボートはフロートをこえ進路を左に取り、「衝突8秒前」に海保艇の前を横切る形で進行。
海保艇はこの「衝突8秒前」時点、正面にいた琉球新報記者が乗った船(フロートを挟み、ゴムボートが元いた付近)方向に進行していたという。

 記事には、海保艇がどのタイミングで進路を変えたか書かれていないが、記事にある図を参考にすると、恐らく1~2秒後かほぼ同じタイミングで進行方向右、つまりゴムボートと同じ方向に進路を取ったようだ。
その後、ゴムボートを海保艇が追尾する形となり、乗り上げる形で衝突したと紹介されている。

 この記事についてネットでは、「海保は腐ってる」「殺人とかわりないじゃないか!!!」「コレハヒドイ」という、海保艇を非難する声が多く上がっている一方で、「ゴムボート側が海上衝突予防法違反です」「市民ではなくプロ市民」「なぜこの瞬間がとれたのかさえ疑問に思う」という、疑問や批判の声が同じくらい多くあがっている。

 また接近した理由については「海保がわざと接近して乗り上げた」「追尾は海保も認めてるしね」と、海保艇がわざと乗り上げたという理解の人と、琉球新報の記事に書かれる、第11管区海上保安本部のコメント「後方から追尾したところ、距離が急激に近づいてきた。」という一文から、ゴムボート側が接触を狙いわざと減速させたと考える人もいて、正に意見が衝突しあう状況になっている。

 なお、この記事について琉球新報は12日、社説として『海保艇追突 事故責任うやむやにするな』という記事を発表している。

▼<社説>海保艇追突 事故責任うやむやにするな
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-240222-storytopic-11.html

※画像はついっぷるトレンドのニュースランキングより。