警視庁警備部災害対策課の公式Twitter(@MPD_bousai)が何かと気さくで愛されていますが、以前テレビやWebで話題になった「水漬けパスタ」のアレンジ手順版でナポリタンに挑戦したと報告し話題になっています。
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■水漬けパスタのアレンジ
警視庁警備部災害対策課の中の人は、本来は水漬け数時間→沸騰したお湯で1分程度茹でる→味付けとするところ、パスタを4時間水に漬ける→茹でずにそのままフライパンで薄切りハムとタマネギ、ケチャップで1分炒めてナポリタンという手順で挑戦。
「災害時など、ガス・電気・水の節約につながるイイ技」と綴っており、災害時以外でも材料さえあればパパッと手軽につくりたいときには役立ちそうですね。
被災時でも地域や被害程度により停電はしているものの、所有するカセットガスで調理はできるという状況があります。また、そういう場合は停電で冷蔵庫がつかえないケースが多く、実際の被災時では優先的に冷蔵庫の保存食材を消費することが行われています。今回の手順は、あくまで材料があるという事が前提となりますが、知らないより知っていると「いざ」という時、役立つ方法ではないでしょうか。
■災害時にはこんな方法も
以前編集部では何度か水漬けパスタを紹介していますが、経験からいうと上記の方法でパスタをつくる場合は、味付けはナポリタンやこってり系のソースの場合が向いていると思われます。若干粉っぽさが残る場合があるからです。
・火(カセットガス)も水もそれなりにあるという場合は……
もしペペロンチーノなどソースが薄めのパスタにしたい場合は、水漬け→漬けた水ごと火にかけ沸騰させ沸騰から約1分茹でるとより美味しく仕上がり、粉っぽさも取り除かれます。(以前紹介した記事で失敗から生まれた手順です。)あとは好みのソースであえるだけ。
<過去記事:https://otakuma.net/archives/2013111201.html>
・火はあるが水が少ない場合は……
また、災害時で火はあるけど水が少量しかないという場合もあります。こういう場合は、過去記事で紹介した「焼きパスタ」の方法がオススメです。2分熱したフライパンに半分に折ったパスタを入れ1分炒める→オリーブオイルを入れさらに炒める→焦げ目がついたらコンソメ水500mlで溶いたスープを10回程度にわけて徐々に加える。15分ほどかかりますがこの手順でもパスタを茹でることができます。しかも味付き。
<過去記事:https://otakuma.net/archives/2016022505.html>
災害時には普段の生活と違って足りないものがたくさんあります。警視庁警備部災害対策課が教えてくれた有益な情報などを予め知っておくことで、実際に直面したときの不安も軽減させられるのではないでしょうか。
(貴崎ダリア)