お役立ちライフハックツイートでおなじみの、警視庁警備部災害対策課ツイッターアカウントの投稿した内容が「安心で便利」と話題です。
今回投稿された内容は、夜間など暗い場所で突然電灯が消えた時などに使えるワザ。
「先日、自宅でブレーカーが落ちた時、妻が『懐中電灯の場所が分からない』と慌てていました。そこで、蓄光テープを懐中電灯やドアノブ、非常用持出袋がある場所等に貼りました。思っていた以上に暗闇の中で光るので、安心したみたいです。簡単にできる防災ですので、ぜひやってみてください。」と、突然の暗闇対策を紹介しています。
先日、自宅でブレーカーが落ちた時、妻が「懐中電灯の場所が分からない」と慌てていました。そこで、蓄光テープを懐中電灯やドアノブ、非常用持出袋がある場所等に貼りました。思っていた以上に暗闇の中で光るので、安心したみたいです。簡単にできる防災ですので、ぜひやってみてください。 pic.twitter.com/Mh6zCSETiZ
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) February 28, 2018
これに対し「なるほど」「これはいい」「真似します!」といった声が続々と上がっているほか、「眼鏡ケースに貼っておきます」といった反応も。確かに、眼鏡がないと生活に支障が出る人の場合は眼鏡ケースの場所すぐに分かる状態にあると随分助かりますよね。
この蓄光テープを使ったライフハック、少し気にしておきたいポイントがあります。
防災関係の図記号や非常灯などに詳しい株式会社石井マークさんに聞いてみたところ、蓄光素材の明るさではなく「暗い状態となってからどの程度の時間明るさを保つ事ができるか」が大事であるという事です。確かに……折角はっておいても10分や20分で消えたら元も子もないですよね。
近年、蓄光素材は一昔前より明るく光るものが出てきており、避難誘導時のステッカーに使用されるなど防災にも活用されています。JIS規格でも明るさと光る時間の長さによって区分けされていますが、JIS規格を明示している商品や「〇時間光って見える」と書かれている商品が選択の参考となります。急な停電のみならず、災害時まで考えるとせめて数時間はもつものを選ぶといいようです。
しかし、いくら良い素材を使っていても光を充分に蓄えていなければ意味のないものとなってしまいます。普段、光が当たりやすい部分へ付けておくことも肝要と言えます。
スマートフォンのモバイルライトを活用するという手段もありますが、防災の観点からも懐中電灯など非常灯や電灯スイッチ、また段差への蓄光テープの使用は非常に安心の材料となりえます。日頃の備えとして活用していきたいですね。
<参考>
警視庁警備部災害対策課(@MPD_bousai)
<協力>
株式会社石井マーク(@ishiimark_sign)
(梓川みいな)