おたくま経済新聞

ネットでの話題を中心に、商品レビューや独自コラム、取材記事など幅広く配信中!

ポテサラ具材に新生姜 岩下食品社長の秘伝レシピがめちゃウマ

 皆さんポテトサラダにはどういう印象をお持ちですか。おかず?サラダ?簡単?難しい?

 ちなみに筆者の私は仕事柄よく料理をするのですが、ポテトサラダというのはおかずでもサラダでもなく“ポテサラ”というひとつのジャンルだと考えています。そして、意外と手間がかかる料理でもあるのですが、一方でサラダ料理の中では一番アレンジの仕方も豊富にある料理でもあります。

 なぜいきなり私が唐突にポテサラについて熱く語っているかというと、先日Twitter上でポテサラについて冒頭で私が記したような熱い議論が交わされたのです。そんな中で同時に様々なアレンジメニューが紹介されたのですが、中でも“岩下の新生姜”でお馴染み、岩下食品株式会社の岩下社長による新生姜入りポテサラが大きな話題となりました。

  •  そこで今回編集部では岩下社長ご了承のもと、この新生姜入りポテサラを作ってみました!

    <材料>
    じゃがいも2個、ロースハム1枚、きゅうり少々、玉ねぎ少々、マヨネーズ適量、塩胡椒適量、岩下の新生姜適量

     まずは下準備。最初に時間のかかるじゃがいもの湯煎からです。じゃがいもは皮つきで湯煎をした方が旨みが逃げずに全体が温まるのでおススメ。また、中身に火を通しやすくするために、事前にレンジで2分ほど加熱するのもおススメです。

     さらに個人的な手順ですが、筆者はこの段階の調理に岩谷マテリアル株式会社のアイラップ(耐熱120度以下)を使用して行っています。じゃがいもを袋にいれて、袋の口はしばらず2分レンチン!次に口を軽くしばって湯煎。このとき鍋肌にビニールが触れて溶けてしまわないよう、陶器などのお皿を袋の下に置くか、さえ箸を鍋に架けて袋を吊り下げて使用してください。

     なぜこのひと手間かかる袋湯煎をするかというと、じゃがいもを素でゆでるとデンプンがとけだし鍋にこびりついて後始末が面倒になるところ、袋湯煎ならそれが回避できて後片付けが楽ちん&水直に触れないのでほっくほくに仕上がるからです。


     さて、話を戻しますが、じゃがいもを湯煎している間に他の作業をちゃちゃっとやっちゃうのがポテサラを作るときの秘訣。きゅうりと玉ねぎは適量カットして、きゅうりは軽く塩もみして玉ねぎは辛みを飛ばすために軽くレンチンします。そして塩もみしたきゅうりと玉ねぎは穴あきボウルで水切りをしつつ、ハムもカットしておきましょう。

     10分から15分でじゃがいもに火を通っているか確認です。箸やつまようじで中まで刺せればオッケーの目安です。粗熱を取ったら皮を剥いちゃいましょう。

     じゃがいもの準備ができたら、いよいよ具材を混ぜ合わせます。じゃがいもに先ほどカットしたきゅうり・玉ねぎ・ハムをボウルに入れてマヨネーズと塩胡椒を適量いれます。ちなみに、今回使用した塩胡椒は“天塩”でお馴染み、赤穂化成が製造する塩胡椒。塩のまわりに胡椒がコーティングされている調味料で、味馴染みが良くポテサラ以外にパスタなどでも重宝しています。


     こうした先に混ぜ合わせたところで、今回の主役である岩下の新生姜を投入。今回私は“映え”を重視してスライスタイプを使用しています。最後味見をして、味を調えます。好みでマヨネーズや塩胡椒を追加してください。

     再び混ぜ込んだ後は、味が全体に馴染むようにラップで包んで冷蔵庫にいれます。1時間くらい冷やした後はお皿に盛り付けて完成。さっそく食べてみましょうモグモグ……


    「うーまーいーぞー!!!!!」

     ポテサラ本来のまろやかなコクに新生姜の酸味が入ることでより先味の立つ味わいになり実にクセになる味わいです。さらに新生姜の食感がポテサラに良いアクセントになってこれはリピートしたいアレンジ。食事としてはもちろん、お酒のつまみにも合うと思います。

     なお、ポテトサラダは作っても余ってお困りの方も多いのではないでしょうか?そんなわけで、私よりアレンジメニューをご提案。それは食パンにポテサラをそのままダイレクトしてトーストにしちゃいました!今回使用したのは私が好きな敷島製パン(Pasco)さんの超熟で、表面にマヨネーズを塗布して出来上がった後にお好みでパセリや塩胡椒を振りかけるだけの簡単リメイク。



     新生姜を焼いてみるとどうなるか気になりましたが、食感はそのままでより味わい深くなりました。夜に余ってもそのまま朝に転用できるので皆さんよければお試しください。

    <記事化協力>
    岩下食品株式会社 岩下和了さん(@shinshoga)

    (向山純平)

    あわせて読みたい関連記事
  • 自宅で本格「油そば」を再現 山本ゆりさんのレシピ、実際に作ってみた
    グルメ, 作ってみた

    自宅で本格「油そば」を再現 山本ゆりさんのレシピ、実際に作ってみた

  • マクドナルド非公認レシピ「改造てりたま」
    グルメ, 作ってみた

    マクドナルド非公認レシピ!夏のてりたま欲を満たす「改造てりたま」を作ってみた

  • 「お蚕様かと思った」 ポテトニョッキで作る“ヤバい絵面のサラダ”
    インターネット, おもしろ

    「お蚕様かと思った」 ポテトニョッキで作る“ヤバい絵面のサラダ”

  • クトゥルフ神話の世界を料理で再現 「料理の魔書ネクロノミコン」8月発売
    商品・物販, 経済

    クトゥルフ神話の世界を料理で再現 「料理の魔書ネクロノミコン」8月発売

  • 15分で作れる?! リュウジさんの「ジェネリック天一」レシピを試してみた
    グルメ, 作ってみた

    15分で作れる?! リュウジさんの「ジェネリック天一」レシピを試してみた

  • ゆかりふりかけでドリンクを?料理研究家考案「ソルティゆかり」飲んでみた
    グルメ, 作ってみた

    ゆかりふりかけでドリンクを?料理研究家考案「ソルティゆかり」飲んでみた

  • 味付けはゆかりだけ!斬新発想の「ゆかりだけ唐揚げ」作ってみた
    グルメ, 作ってみた

    味付けはゆかりだけ!斬新発想の「ゆかりだけ唐揚げ」作ってみた

  • 「うどんスープ」でクラムチャウダーが作れる!ヒガシマル醤油公式Xのおすすめレシピ試してみた
    グルメ, 作ってみた

    「うどんスープ」でクラムチャウダーが作れる!ヒガシマル醤油公式Xのおすすめレシピ…

  • 飯塚さき「おすもうさん直伝!かんたん家ちゃんこ 相撲部屋別 自慢のレシピ」
    商品・物販, 経済

    相撲部屋の絶品レシピ本が登場!14部屋から厳選54レシピ&力士のオフショット満載…

  • やみつき注意!料理研究家おすすめの「のり塩バター餅」が背徳の味すぎた
    グルメ, 作ってみた

    やみつき注意!料理研究家おすすめの「のり塩バター餅」が背徳の味すぎた

  • おたくま編集部Editor

    記事一覧

    おたくま経済新聞・編集部による監修or執筆

    ▼こちらのライターの最新記事▼

  • YouTube、永久停止クリエイターに「再出発の機会」 新チャンネル申請を可能にする試験導入を発表
    インターネット, サービス・テクノロジー

    YouTube、永久停止クリエイターに「再出発の機会」 新チャンネル申請を可能に…

  • 南インド伝統のチキンカレー「ケララチキンカレー」
    商品・物販, 経済

    松のやが南インド伝統の味を再現 「ケララチキンカレー」新発売

  • 毛玉とるとる Pro(KC-NW825)
    商品・物販, 経済

    ストッキングやタイツも可の毛玉取り器誕生 マクセルイズミ「毛玉とるとる Pro」…

  • キヤノンの名機が「ガシャポン」で復活 歴代カメラ5種を精密ミニチュア化
    商品・物販, 経済

    キヤノンの名機が「ガシャポン」で復活 歴代カメラ5種を精密ミニチュア化

  • 時事通信、男性カメラマンを厳重注意 生配信中に「支持率下げてやる」発言
    社会, 経済

    時事通信、男性カメラマンを厳重注意 生配信中に「支持率下げてやる」発言

  • ゴロっとチキンのカレーナポ
    商品・物販, 経済

    パンチョ初の人気投票1位「カレーナポ」が進化 期間限定で復刻登場

  • トピックス

    1. 藝大卒の声楽家が1時間1000円で自分を貸し出す理由 フリー芸術家ならではの戦略

      藝大卒の声楽家が1時間1000円で自分を貸し出す理由 フリー芸術家ならではの戦略

      プロの声楽家として活動する傍ら、1時間1000円から自分の時間を「レンタル」している男性。キャリア豊…
    2. ドムドムが“カニまるごと”の衝撃バーガーを再販 新作コチュジャン味を食べてみた

      ドムドムが“カニまるごと”の衝撃バーガーを再販 新作コチュジャン味を食べてみた

      ドムドムハンバーガーは10月14日に、カニを丸ごと挟んだ「丸ごと!!カニバーガー」を販売開始しました…
    3. 丸山製麺が「ラーメン大好き小泉さん」とコラボ!小麦麺使用の新感覚「らーめん缶」を実食

      丸山製麺が「ラーメン大好き小泉さん」とコラボ!小麦麺使用の新感覚「らーめん缶」を実食

      丸山製麺が10月6日から、人気ラーメン漫画「ラーメン大好き小泉さん」とコラボした「らーめん缶」を、東…

    編集部おすすめ

    1. 毛玉とるとる Pro(KC-NW825)

      ストッキングやタイツも可の毛玉取り器誕生 マクセルイズミ「毛玉とるとる Pro」を発売

      マクセルイズミ株式会社は、ストッキングやタイツなどの繊細な衣類にも対応する毛玉取り器の新モデル、「毛玉とるとる Pro(KC-NW825)」…
    2. キヤノンの名機が「ガシャポン」で復活 歴代カメラ5種を精密ミニチュア化

      キヤノンの名機が「ガシャポン」で復活 歴代カメラ5種を精密ミニチュア化

      キヤノンが、バンダイの「ガシャポン」とコラボレーション。歴代のカメラとレンズをミニチュア化した「Canon ミニチュアカメラコレクション」を…
    3. 時事通信、男性カメラマンを厳重注意 生配信中に「支持率下げてやる」発言

      時事通信、男性カメラマンを厳重注意 生配信中に「支持率下げてやる」発言

      時事通信社は10月9日、自民党本部での取材中に「支持率下げてやる」などと発言した本社映像センター写真部の男性カメラマンを厳重注意したと発表し…
    4. 「ちいかわの世界に行きたい」ファン、考えた末に鎧さん化 再現度がガチすぎた

      「ちいかわの世界に行きたい」ファン、考えた末に鎧さん化 再現度がガチすぎた

      言わずと知れた人気コンテンツ「ちいかわ」。かわいくもハードなあの作品世界に入っていきたいと願う人は多いはず。筆者もその1人です。しかし二頭身…
    5. ネカフェの個室に不気味なトランプが……Xユーザーの“恐怖体験”に17万いいね

      ネカフェの個室に不気味なトランプが……Xユーザーの“恐怖体験”に17万いいね

      キーボードに差し込まれたトランプのジョーカーと、その裏に書かれた「げぇむすたあと」の文字。Xユーザーの「たーけ」さんが、たまたま入ったネット…
    Xバナー facebookバナー ネット詐欺特集バナー

    提携メディア

    Yahoo!JAPAN ミクシィ エキサイトニュース ニフティニュース infoseekニュース ライブドア LINEニュース ニコニコニュース Googleニュース スマートニュース グノシー ニュースパス dメニューニュース Apple ポッドキャスト Amazon アレクサ Amazon Music spotify・ポッドキャスト