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かっけぇ…SF感溢れる「サイバーパンク鬼面」 拡張性ある構造でマスク形態も

 仮想空間、機械化した人体、高性能AIなど、高度にネットワーク化した世界観で表現されるSF(サイエンス・フィクション)の「サイバーパンク」。

 これまでに様々なサイバーパンク作品が世に登場し、それぞれ高い人気を博しております。そんな中、「ファッションアイテム」としてサイバーパンクを具現化したTwitterユーザーの投稿が話題となっています。

  •  「サイバーパンク鬼面できた #柊伽工造 #sci_techs」

     フリーでストップモーションアニメーターをされている柊伽(しゅうか)-shuKAーさん(以下柊伽さん)がTwitterに投稿したのは、自身が作ったという「サイバーパンク鬼面」。


     鬼面といえば、「鬼の形相」とも形容されるような、迫力ある鬼の表情が特徴的なお面。しかしながら、柊伽さんが作ったものは、サイバーパンクの世界観を意識したSF感のあるもの。

     元々サイバーパンクの世界観を好んでいたという柊伽さんは、「柊伽工造(しゅうかこうぞう)」の名義で、その世界観を意識したアイテムを作るメカデザイナーとしても活動。

     これまでは、義手などを開発していたのですが、「ファッションとしてもサイバーパンク要素を取り入れたい」という思いから、去年「サイバーパンクファッション」アイテムを新たに考案。脊椎部分が発光するという「機械脊椎」を開発されました。

     今回投稿した「サイバーパンク鬼面」は、そんな「サイバーパンクファッション」の最新作。開発段階から、販売することを前提に制作したため、拡張性のある構造になっています。

     それは、「チンガード(顎当て)」「マスク」「フルフェイスマスク」という3つの用途で使用可能な3way構造。これにより、ファンに対しては、3つの要素を「選ぶ楽しさ」を提供しています。



     一方で、「昨今だからこそ、『サイバーパンク』が、ファッションスタイルとして流行ってくれればという思いもあります」とも語る柊伽さん。確かに昨今のコロナ禍で、「マスク着用」が前提となっている状況下では、マスク形態で出歩いても特に違和感を持たれないデザイン。

     余談ですが、サイバーパンクは、元は1980年代に発表された小説が「源流」といわれ、歴史あるジャンルでもあります。そして一部作品の「設定年代」は、2020年以前といったものも存在。ですので、柊伽さんのいう「サイバーパンクファッション」は、ある意味で時代を“反映”し、流行したとしても別段おかしくないのかも。

     それもあってか、柊伽さんの投稿のリプライ(返信)欄では、「かっこいい」「欲しい」と大反響。また海外からと思わしき投稿も散見され、サイバーパンクが世界的に愛されているのと同時に、柊伽さんの作品のクオリティの高さが際立っていることも伺える投稿となりました。

     そんな柊伽さんですが、“本業”のストップモーションアニメーターとしての作品もまた特筆すべきもの。現在アニメが放映されている「アサルトリリィ」の公式YouTubeチャンネルでは、自身が制作されたストップモーション動画も公開されていますので、興味を持った方はこちらもご覧になってみてください。

    <記事化協力>
    柊伽-shuKAーさん(Twitter:@5huKA_11/Instagram:@sci_techs_japan)

    (向山純平)

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