ネットでたびたび話題となる「検索してはいけない言葉」や「ググってはいけない言葉」ってご存じでしょうか。まるで都市伝説のようにも聞こえますが、どちらもGoogleの検索機能を使った一種の肝試し的な遊びのことです。
2008年ころから注目されるようになり、15年たったいまではそうした言葉をまとめたサイトが数多く誕生。もはやネット民の伝統遊びといっても過言ではないでしょう。
この遊びは、「検索してはいけない言葉」や「ググってはいけない言葉」自体に害はありません。あくまで検索した結果のその先に問題があるのです。時にはネットの闇を垣間見てしまうことも。本稿では「検索してはいけない言葉」の遊び方を解説していきます。
■ 「検索してはいけない言葉」の遊び方
あらゆる情報や画像、映像を見つけることができるインターネット。ただし中には「見るんじゃなかった」というコンテンツも少なくありません。それを怖いもの見たさで検索できるのが「検索してはいけない言葉」です。
一種の肝試し的な遊び方なのですが、ルールとしては「Google検索を使うこと」。とはいえ、実はYahoo!検索でも大丈夫です。
はじめにそれこそ「検索してはいけない言葉」を検索してみましょう。すると、様々な「検索してはいけない言葉」をまとめたサイトがヒットします。
まとめサイトには、たくさんの「検索してはいけない」検索ワードが並んでいるので、次に興味を覚えた言葉をググってみましょう。親切なサイトでは、検索してヒットするページの内容が書いてありますので、初心者の方は参考にするといいでしょう。
■ 検索結果の先にあるものは
検索結果の先に並んでいるのは、過去に検索先のサイトや画像、映像を見て酷い目にあった人たちの尊い犠牲のもとに発見され、ヒットしやすいよう洗練されていった言葉ばかり。いわば「毒キノコと食べられるキノコの区別」や、フグの毒で死なない食べ方が確立されるまでの試行錯誤に似ています。
その傾向は「ガチ犯罪系」や「グロ系」といったものから、見る者に嫌悪感をもたらすような「キモ系」や「恐怖系」に「胸糞系」、閲覧すると正気を疑いたくなる「電波系」など。恐怖や嫌悪の感情を催すなど、精神衛生上よろしくないサイトばかり。中には本気で悪質なものもあり、閲覧しているコンピュータやスマホに悪影響を及ぼすサイトがヒットする検索ワードも含まれています。
サイトが閉鎖されて見られなくなっているものもありますが、多くはネットミームと化して拡散しています。また新たに作られるものもあり、絶えず新陳代謝を繰り返しているといっていいでしょう。
これらのコンテンツは「趣味嗜好の合う誰か」や「専門的に必要としている人」向けのほか、実際の犯罪を告発するもの、また閲覧者にウイルスなど不利益をもたらす目的で公開されています。遊び半分で見てしまうと、深く後悔する羽目になるかもしれませんが、やる人が後を絶たないのも事実です。
■ やるのは「あくまでも自己責任」
ここであえて検索ワードを例示することはしませんが、人間の趣味嗜好が幅広いことの証明でもある「検索してはいけない言葉」や「ググってはいけない言葉」。検索するまではいいものの、その先を閲覧するのは「あくまでも自己責任」です。後悔することのないよう、慎重に行動するようにしてください。
※見出し画像はGoogleからのスクリーンショットです
(咲村珠樹)