秋田県のご当地ヒーロー「超神ネイガー」。公式Xでは活動告知や生活情報などを発信していますが、先日リポストしていたのは2023年1月に投稿した秋田名物「バター餅」の作り方。
「マタギの携行食」とも言われ、見るからに高カロリー……ではあるものの、なんともおいしそう。正月用に買った餅をたくさん余らせていたため、今回これを作ってみることにしました。
■ 材料
超神ネイガーのポストによると、切り餅3個以外の分量は「適当でいい」とのこと。ご当地ヒーローらしい豪快な物言いではありますが、紹介するにあたり適当にするわけにはいかないので、以下の分量を用意しました。
材料【一人分】
・切り餅……3個
・水……30ml
・砂糖……大さじ2
・バター……10g
・くるみ……適量
・片栗粉(打ち粉用)……適量
■ 作り方
(1)お餅をレンジで加熱
まずは切り餅と水を耐熱容器に入れ、ラップはかけずに2分ほどレンジ(600w)でチンします。
ある程度水分が飛び、加熱した餅が柔らかくなっていたらOK。
(2)砂糖、バターを入れてよく混ぜる
(1)にバターと砂糖を加え、練るようにしてよく混ぜます。
それぞれがしっかり生地に溶け込むくらいに混ざったら、そこへネイガーが漫画から教わったという、砕いたくるみを投入。さらに汁気がなくなるほどに混ぜたらOKです。
なお、筆者はくるみのゴロゴロ感が楽しめるよう、敢えて粗く砕いて入れてみました。
(3)形をととのえる
(2)に打ち粉をまぶして全体をととのえます。実際には綺麗に四角くととのえ、包丁を入れて細長く切るようですが、今回は少量かつやや粘度があったので、適当な大きさに手でちぎって1口サイズにしました。
最後にお皿に盛り付ければ完成です。ものの10分ほどで簡単に作ることが出来ました。
なお、この段階でどうしても綺麗に形をととのえたいという人は、(1)の段階でレンチンしたあとに残る水分は全て捨ててから(2)の段階に進むといいでしょう。多少ととのえやすくなります。
■ 初めて食べるはずなのに、どこか懐かしい素朴な味
早速ひと口食べてみると、口内に広がるのはほのかな甘みとバターの香り。なんというか、初めて食べるはずなのにどこかで食べたことがあるような……懐かしくて素朴な味わいを感じました。
一品料理、というよりはおやつ的な感覚でしょうか。凍えるような寒さの中で狩猟を行うマタギのサバイバル食ですから、高カロリーで腹持ちも抜群。暖かい部屋の中で食べると、切り餅3個分で十分お腹いっぱいに。ちなみに超神ネイガーの話によると「冷めても柔らかい」とのこと。
今回の分量であれば、少し油分が多いように感じたため、好みでバターを減らすと良いかも。甘さはやや控えめだったので、甘党の方は砂糖を少量追加すると良いでしょう。
時に危険も伴うマタギの方たちも、このバター餅を食べている間は、きっとホッとひと息つけたに違いない……と思えるほど、優しい味のするおやつでした。まだまだ餅を余らせている方は、ぜひお試しあれ。
正月の餅、余ってねえか?
「マタギの携行食」ともいわれる秋田名物『バター餅』の作り方を教えよう。案外簡単だ。
今回は切り餅3個。耐熱容器に餅と水を入れてレンチン。バターと砂糖を入れて練る。
分量?適当でいい。 pic.twitter.com/ojfOpxJrLc
— 超神ネイガー (@neiger_akita) January 14, 2023
<記事化協力>
超神ネイガーさん(@neiger_akita)
(山口弘剛)