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信州・諏訪で古くから伝わる正月の風習「かにの年取り」
2023年においても、日本各地に残る「風習」。古来から続けられる中で、傍から見ると不思議なものも数多くあります。長野県もまた、新年一週間の「七日正月」の前夜の「六日年越し」で行われる「かにの年取り」という風習が存在します。 -
小さくても山登り気分 都内現存最古の「富士山」登ってみた
初夢で見ると縁起が良いとされている「一富士二鷹三茄子」。筆頭に挙げられる富士山は世界遺産の選定理由にもあるように、古くから信仰を集めてきました。江戸時代の人は富士山から溶岩を持ち帰り、全国各地に小さな「富士」を作って代わりとしました。その中でも都内に残る最古の「富士」、渋谷区の鳩森八幡神社にある富士塚に登ってきました。1789年の築造と伝えられ、1981年に東京都指定有形民俗文化財となっています。 -
ただの飾りじゃありません「門松」と「松飾」の役割
お正月を迎える準備として、年の瀬になるとお店などには門松が立ち、一般の家庭では松飾を玄関に飾ります。これは一体どんな意味があるのでしょう?お正月には歳神様をお迎えしますが、歳神様が迷わず我が家へと来てもらえるように、家の前(門口)に立てる目印の松が「門松」で、それを簡略化したものが「松飾」。夏のお盆の際、先祖の霊が迷わず帰って来られるように「迎え火」を焚きますが、それと同じ役割を担っているのです。 -
みそ汁は食卓のどこに置く? 地域によって違う「お作法」に驚き
食事には色々な食器が並び、どこに何を置くか、一応は「しきたり」があるもの。ところがこれって、地域や家によって異なるようなんです。漫画家夫妻の横山了一さんと加藤マユミさんは、北海道出身と関西出身。食事の時「みそ汁をどこに置くか」で、それぞれが育ってきた「しきたり」が違っていることに気づきました。北海道出身の横山さんは右手前、関西出身の加藤さんは左奥。ネットで調べてみると、関東と関西で違っていました。 -
田んぼの中にポツンとある神社「ポツ神」の絶景 訪ねる人に話を聞いた
古来、田んぼには神様が宿るとされ、南九州の「田の神さぁ」をはじめ、全国各地には田んぼの守り神にまつわる民俗行事などが受け継がれています。中には田んぼに祠(ほこら)を建立するケースもあり、田んぼにポツンと鳥居とともに存在する風景は一種独特の雰囲気。そんな神社や祠を「ポツ神(じん)」と呼び、各地を巡っている「えぬびい」さん。愛すべきポツ神の魅力について、話をうかがってみました。 -
「井戸祓い」って知ってる? 家や土地に関する験担ぎの色々
家や建物を建てる際、世の中には縁起を担ぐ様々な儀式や行事が存在します。古い井戸を埋める際に行う「井戸祓い」という儀式についてツイートしたのは、東京都で不動産業を営む大興ネクスタの公式Twitterアカウント。埋める前に神職を招き「今までありがとうございました」と井戸の神様に感謝する儀式なんだとか。このほか地鎮祭や上棟式など、家を建てる際に行う儀式について、その現状をうかがってみました。 -
トンネルが貫通する感動の瞬間 建設会社が動画を公開
トンネル工事には、掘り抜いて反対側に到達する「貫通」という行事があり、それまでの苦労が報われる大きな節目として扱われています。トンネル工事を手掛ける福島県の建設会社が、県内を東西に走る国道114号改良整備工事における「関場トンネル」工事で実施された「貫通」の様子をYouTubeに公開しました。重機が掘削を進め、少しずつ外の光が漏れてくる光景は感動です。 -
江戸時代の大掃除では仕上げに胴上げ? 不思議な風習の意味は
新年を迎えるにあたり、多くの家庭では大掃除を行います。さかのぼること江戸時代の商家などでは、大掃除の最後に主人を胴上げする風習があったんだとか。胴上げは古くは「胴ぶるい」とも呼ばれ、民間信仰の中で「神送り」の儀式として行われるケースがあります。また、大掃除で家の汚れを払った後、今度は家の主人についた汚れを胴上げで落とし、歳神を迎えるにふさわしい状態にしようという側面もあったようです。 -
山の神から祝福の光?トンネル工事現場の「貫通光線」が美しい
暗い場所に差し込む一条の光。それは時に「神様からの祝福」と表現されることもある、神々しさを感じる光景です。薄暗いトンネル工事の現場で、トンネルが貫通した瞬間に外からの光が差し込む「トンネル貫通光線」の美しい場面を建設会社がTwitterに投稿しました。 -
「エッチスケッチワンタッチ」はまだ健在 小学生集団の言葉に愕然
昭和生まれの方には懐かしい「何時何分何秒地球が何回まわった時?」「しっぺデコピンババチョップ」といった言葉遊び。さすがに大人になった今使うことはありませんが、どうやらこうした言い回しは令和になった現代でもまだまだ生き続けていたようです。 -
地域によって歌詞が異なる「どちらにしようかな」の民俗学
複数の選択肢から1つを選ぶ際、なかなか選べない……という場面で口ずさむ「どちら(どれ)にしようかな」という言葉。これも「わらべ歌」の一種と考えられるのですが、その歌詞は地域によって千差万別。ある漫画家が「どちらにしようかな」の地域差を友人に尋ねた思い出を漫画にしてTwitterに投稿したところ、大きな反響を呼びました。 -
介護の中に垣間見える「民俗学」 高齢者の生い立ちは歴史の宝庫かも
高齢になると、認知症や体が不自由になる病気などで、要介護状態となることも多くなり、介護施設を利用する高齢者も多くいます。介護施設を利用する人は皆それぞれの歴史を持っています。その介護施設でのお話に、「歴史の宝庫」かも、と納得する人が続出しています。 … -
民俗学クラスタ歓喜!ウタリの言葉でアイヌ民話が聞けるサイト開設
日本の先住民族のひとつであるアイヌ。2016年のマンガ大賞受賞作『ゴールデンカムイ』でその文化が描写され、ゲームやアニメで展開されている『うたわれるもの』シリーズでも作品世界のモチーフとされています。 (さらに…)…