農家あるある来年1月から第2期放送が決定している、アニメ「銀の匙 Silver Spoon」。農業・畜産をテーマにした荒川弘さんの同名漫画が原作ですが、7月からの第1期放送では、アニメファンに留まらず、実際の農業従事者からも広く支持をうけました。

【関連:おばあちゃんあるある】

農家あるある

その際、少しだけネットを賑わせた「農家あるある」というテーマ。農業従事者や農家出身の人々が、農家ならではの“あるあるネタ”をブログやTwitterに投下し注目されました。

遅くなってしまいましたが、今回はその話題をまとめてご紹介。

 
--農家あるある

・畑に出るとトイレがないから野~を誰しも一度はしたことある(特にばあちゃんの立ち~は強烈)

・農家だけど実は虫が苦手

・田畑(没個性農作業着)でばかり会ってると、田畑以外(普段着)で会っても気づいてもらえないことがある

・よその田畑の出来が気になる

・水をはった田んぼに年に何度か普通車が落ちてる

・収穫物を抜くときに自分のミスで折ってしまうとかなり凹む

・田畑には携帯電波が届きにくい(場所によるんでしょうけど)

・農家は終業時間が早いと思われがちだが、夜は出荷準備、土日は消防団や青年団、組合などの寄り合いで実は意外と忙しい

・出荷できない野菜や、大豊作の時は近所に配り好感度アップ(配った野菜が調理され大量にブーメラン効果することがある)

・天気予報を見なくてもある程度の天候は空や風で予想できる

・稲刈りは気が高ぶって早く感じるけど、田植えは「いつ終わるか」とちょっと時間が長く感じる

・田植え機のスイッチ切り忘れたまま車道に出てアスファルトに田植えしちゃったことがある

・TOKIOがテレビで「農家あるある」を語っているのを聞いてると、本当にあるあるすぎて関心する

・家には作業着用の洗濯機がある

・生ゴミはほとんどゴミに出したことがない(堆肥ポッドがあるから)

・一般情報は農作業中ラジオから仕入れる(農家のラジオ聴取率は高いと思います。)

・都会のスーパーに行くと売ってる農作物の値段に驚く

 
--農家の子供あるある

・軽トラ→田舎のフェラーリ、トラクター/コンバイン→田舎のベンツ、肥料臭→田舎の香水…等お父さんが適当なネーミングをして自慢してくる

・タニシ(卵も)を見ると潰さなきゃいけない使命感にかられる ※これはジャンボタニシのことと思われます

・子供の頃から敷地内で色んな物を運転させられる

・「スプライト飲みたい」を「スプラサイド飲みたい」と言い間違え怒られる

・東急ハンズなどのお洒落ホームセンターより、ジョイフル本田などの本格派ホームセンターの方がテンション上がる

・子供の頃「ヤンマー」は日本国民誰もが知る超有名メーカーだと思ってた(田舎を出てヤンマー知らない人多くて驚いた)

・ゴールデンウィーク=休みではなく、ゴールデンウィーク=田植えと決められているため、子供のころから遊びに行った記憶がない(地元を離れてもその時期は呼び戻される)

・おやつは野菜かばあちゃんお手製の漬物

・田植え前の田んぼでどろんこ遊び

・一輪車やリヤカーはおもちゃ

 
農家でなければ分からない“あるある”ネタが多いため、今回のネタは共感いただけない方の方が多かったかもしれません。
この記事を担当する私は、農家出身です。そのため、本ネタのほとんどは“あるある”として笑いとばすことができました。

田舎に馴染みがない人にとっては、田んぼに車が落ちているなんか「嘘ー」と思われるかもしれません。でもこれ本当なんです。私も何度も見かけたことがあります。何もない平坦な土地なのに何故か車全体が田んぼの中に入ってるんです。

あと、ここに書いていない記者的“農家あるある”は、農家の家どこに行っても必ず玉ねぎがどこかに干してあること。あれなんでなんでしょうね?
作ってない家も何故か干してるのがいつも不思議でした。

(文:虹子)

※追記:タニシの欄に注意書きを入れました。