登山家の野口健さんが自身のTwitter(@kennoguchi0821)で、読売新聞の「韓国、日本人客3割減に危機感…誘致イベントも」という記事に触れ、韓国訪問の際に遭遇した出来事について、7月14日に投稿し反響を集めている。
投稿によると、野口さんがタクシーに乗車した際、ドライバーから「日本人か?」と尋ねられ、「そうだ」と答えたら「車から下りろ」と言われたという。
しかも、運転手側から「降りろ」と言われたにも関わらず、「金は払え」と要求されたのだそう。
これについて野口さんは「頭にきて一銭も払いませんでしたが。当たり前でしょ。」と述べ、他にもこのタクシーの件だけではなく、釜山で入ったサウナでも「日本人か?」と尋ねられ、同じように追放された体験も明かしている。
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こうした体験について野口さんは「仮に日本で韓国人観光客がタクシーに乗って運ちゃんに「韓国人は下りろ」と言われるだろうか?」と疑問を呈し、最近の韓国への日本人旅行者減少について「一部の人の対応かもしれないが日本人旅行者が減るのも無理はない。」と語っている。
この一連の投稿は大きな注目を集め、同時にコメントも多く寄せられている。
「まさか健さんまでもが…」という驚きの声や、「似たような経験あります。」という同じ経験をした人からの声、さらには野口さんの投稿を疑問視する声など、様々な意見が入り交じっている。
なお、最初の投稿から日付かわって7月15日、「ただ日本でも約20年前にこんな事があった。」と前置きをしつつ、大学生の頃アパートを借りようとした際、不動産屋で「外国人か?」と尋ねられ「日本人」と答えたものの、結果「混血でも対応は出来ない」として断られた体験も紹介している。
野口健さんは日本人の父親とエジプト人の母親とのハーフとして1973年に誕生。幼少期を海外で過ごし、後に日本人登山家の植村直己さんに影響を受け、亜細亜大学在学中に登山活動を開始。25歳の時には当時の七大陸最高峰の世界最年少登頂記録を樹立。登山だけではなく、山の清掃活動にも尽力している。
※画像は野口健さんTwitterアカウント(@kennoguchi0821)のスクリーンショットです。