岩手県が妙ちきりんな案内用図記号(ピクトグラム)を発信していると話題になっています。「いわてファンをつくる「10の手」」として、世界中に岩手県のファンをつくっていこうという活動の一環。

【関連:岩手県大船渡に咲く可憐な「椿クレープ」】

 外国人観光客が訪れた際、日本語が読めない人は言語ではなく絵やマークなどから“そこが何なのか”“それが何なのか”を推し量る必要があります。そのような絵は日本では温泉マークやトイレの男女マークに代表され「アイコン」や「ピクトグラム」と呼ばれていますが、今回はそれをユニークにつくれば観光客の笑いを誘うことができるのでは、と考えたそうです。そこで、希望郷いわて文化大使に任命されたビジネス書のベストセラー作家である村尾隆介さんに協力を得て制作したのが、話題になっている「ユニークアイコン集」です。

 アイコン集は、斜め上をいきながらもおもしろおかしくかつ、わかりやすく伝えようとしたもの。登場するのはチョンマゲのお侍さんで、「水着を着てはいけない、サンダルもだめ(NO SWIM SUITS.NO SANDALS.)」など、温泉でつかえる9つのアイコンの中で弾けちゃっています。さらに、お店で使えるアイコンが17個。お侍さんが火を吹いたり、手裏剣のようにカードを飛ばしたりと、日本をあまり知らない外国人が描く日本人像を逆手にとった表現に「岩手県はじまった」「斜め上のセンスw」「こういうのが公式で出てくるのっていいね」などの声が多くあり、SNSでは非常に好評のようです。

 サイトより無料ダウンロードできるので、気になった人はぜひチェックしてみてくださいね。

(大路実歩子)