最近のインスタント食品は、どんどん進化してレベルが高いものになってきています。
特に食材を凍らしたまま乾燥させたフリーズドライはビタミンCの損失が少ないことで知られていますが、その便利さや美味しさは実際に食べてみると驚くほどです。
そもそもフリーズドライと言われて、すぐさま頭に思い浮かぶのは味噌汁ではないでしょうか?
もちろん一からつくれればいいのですが、お出汁をとって野菜を刻んで……とつくっていくと、暑い夏場は保存が効かないのに手間暇だけは一丁前にかかってしまいますよね。
そこで、特に時間のない朝はインスタントの味噌汁を利用しているという人は多いと思いますが、フリーズドライの味噌汁は風味や野菜の食感などがとても良く、お値段は少々張るものの一度食べたらやめられないという人が多いそうです。
そんなフリーズドライの大手と言えば、アマノフーズ(広島県福山市)。
先日もSNSを中心に、現在限定で発売中の「チキンカツの玉子とじ」(税込500円)が「フリーズドライだとは思えない美味しさ」として大きな話題となっていました。
今までにも、様々なフリーズドライの食品が生み出されてきたアマノフーズですが、今回は中でも評判が高かった「小さめどんぶりの素」シリーズ4種を試してみました!
■お湯をかけて30秒 とろっとした丼の具材が……
「小さめどんぶりの素」シリーズは1食分約270円(税込)で、その名前の通り丼の具材がフリーズドライされたものです。
「まろやか麻婆なす丼の素」「親子丼の素」「中華丼の素」「牛とじ丼の素」の4種類で、80ccから100ccのお湯をかけると、とろりと美味しい丼の素がたった30秒でできあがります。
フリーズドライなんだから多少はやっぱり残念な部分もあるんでしょ? と思う人も多いようですが、実際に食べてみると残念どころかフリーズドライだとはわからないほどの出来上がりに驚いてしまいました。しかも、化学調味料無添加なので、気になる人は安心ですよね。
個人的には「まろやか麻婆なす丼の素」を激推しです。縦長にごろんと切られたなすと挽肉がしっかりと甜麺醤と豆板醤で味付けされた贅沢な一品で、SNSでも筆者の感想と同じく「フリーズドライだとは見抜けないレベル」と絶賛の声を見かけました。
他にも「中華丼の素」は海老がキレイな形で出現するというこだわりようで、「牛とじ丼の素」や「親子丼の素」は、とろっとした卵の食感がお見事。
フリーズドライ食品が、ついにここまで来てしまったことに驚きを隠せませんが、ちょっと家事に疲れたという人や出先でも美味しい丼を手軽に楽しみたいという人には、ぜひオススメですよ!
(大路実歩子 / 画像・編集部撮影)