小さい子を持つパパなら思わず「あるある!」とうなずいてしまう漫画がツイッターに投稿され共感を呼んでいます。読んだ人からは「あれ?なんか俺のことが書いてあるぞ……」「あれ、自分日記なんて書いたっけ……?」なんて声が。

 漫画は2歳になるツブくんが、「おかーさん!おかーさん!みてみて!」と大きな声で連呼するシーンからスタート。手に持った紙をお母さんに見てほしかったのか家の中でお母さんを探しています。

 しかしお母さんはトイレに入っているため、手が離せない状態のようです。

お母さんを呼ぶツブくん。ところがお母さんはトイレ中の様子。

 ツブくんの声を聞いた、在宅ワーク中で忙しそうな様子のお父さん。ツブくんの様子を見かねて「ハイハイおとーさん来たよ。どうしたのかな?」と声を掛けますが……お父さんではダメだったのか「あー……こっちかァー」と眉間にしわを寄せバッサリ。子どもならではの素直なリアクションにクスッと笑ってしまいました。

様子を見かねたお父さんはツブくんに声を掛けます。

「こっちかァー」と残念そうなツブくん。お父さんの本音もポロリ。

 この漫画を描いたのは、漫画家のたぬポンドさん(@tan_uk_ijiru)。実際にたぬポンドさん宅で起こったやり取りを漫画にし、SNSを中心に投稿を行っています。

 話をうかがうと、ツブくんは特別お母さんを優先しているわけではなく、普段は夫や姉にもいろいろな報告をしているそうで、この時はたまたまお母さんが良かったみたい、とのこと。

 たぬポンドさんがトイレから出た後に夫から事の顛末を聞き、「失礼すぎるけど面白い返し!これ漫画にして残してよ!」と頼まれたのが漫画を描くきっかけだったそう。

 2児の父である筆者も日々育児に奮闘中ですが、なぜかお母さんが手が離せないときに限って呼ぶんですよね。「パパでもいい?」と聞くと渋い顔をされた経験は私にも何度もあります。

 その時の気分によって「パパがいい!」「ママがいい!」と振り回されてしまう事が多々ありますが、決してどちらが好き、どちらが嫌いというわけではないので、「そんなものだ」と気楽に考え、柔軟に対応することが正解と言えるでしょう。

 ちなみにこの漫画の後は「そんなこと言うなよ~」と夫がツブくんを抱っこして待つという「繋ぎ役」に徹したそう。たぬポンドさんに聞き取りをしつつ「そうなんだよな~」と、最初から最後まで共感しきりの筆者でした。

<記事化協力>
たぬポンドさん(@tan_uk_ijiru)

(山口弘剛)