北海道富良野市を舞台にした「北の国から」。1981年から82年にかけてテレビドラマが放送され、以降は不定期間隔でドラマスペシャルが放送されたとても人気のある作品です。
シリーズは2002年の「北の国から 2002遺言」を最後に続編制作はおこなわれていませんが、原作・脚本をつとめた倉本聰さんの頭の中には、「北の国からのその後」が存在。いまでも何かのおりには、その後について倉本さんの口から語られたり、文で発表※されることがあります。(※文藝春秋2012年3月号掲載「頭の中の『北の国から』――2011『つなみ』」)
そんな作品の中には数々の名場面が存在しますが、このたびランキングサイト「ランキングー!」が、10~60代の男女12,221名を対象に、「ドラマ『北の国から』で名場面だと思うシーンは?」というアンケート調査を実施。 トップ5までを発表しました。
■ドラマ『北の国から』名場面ランキング
1位 東京へ行く純が、 泥のついた1万円札を受け取るエピソード
2位 東京に帰る母の乗る列車を、泣きながら見送る蛍のシーン
3位 ラーメン屋で幼い純が悪事を五郎に泣きながら告白するシーン
4位 お母さんの葬儀で捨てた靴を探しに行く純と蛍のエピソード
5位 蛍と正吉の結婚報告で一人号泣する五郎のシーン
(ランキングー!調べ)
そもそも、この物語は、北海道の雄大な自然を背景に、お父さんの黒板五郎(演・田中邦衛さん)、長男の純(演・吉岡秀隆さん)、蛍(演・中嶋朋子さん)という、黒板家3人の暮らしを中心にえがいたもの。放送21年のなかで、最初小学生だった純(第1話では小4)と蛍(第1話では小2)が、大人になった姿まで紹介されています。
このため今回選ばれた名場面も幅広く、小学生時代の純と蛍のエピソードから、中学3年生の純を中心にした「北の国から’87初恋」、蛍の結婚騒動などを描いた「北の国から ’98時代」が上位にランクイン。
個人的には、北村草太/草太兄ちゃん(演・岩城滉一さん)絡みの話(純の髪を黒く染めるために待ち受けた場面等)や、純が大人になってからの駄目っぷりを表す名場面(タマコがブランコに乗るシーン等)、蛍の妊娠騒動など、彼らが大人になってからのほうが印象強かったのですが、さすがに衝撃すぎた内容のためか5位以内に入っていませんでした。
とはいえ、リアルタイムで観ていた人にとってはかなり印象深いドラマ作品。上位に選ばれたもの以外に、筆者のようにそれぞれが思う「名場面」があるのではないでしょうか。
あなたの記憶に残る「北の国から名場面」は何ですか?
情報提供:株式会社CMサイト
(宮崎美和子)