降雪地帯で目にする機会の多い「チェーン着脱場」の交通標識。それをひょいっとつまみ上げ「きっと何処かで見た事ある様な奴出来た」と紹介したのは、TwitterユーザーのHGS modelさん。

 どういうことなの……と目がバグってしまいそうな1枚ですが、実はこれHGS modelさんが作ったミニチュアなんです。

 普段はサラリーマンと個人事業主の兼業をしているというHGS modelさん。模型製作は趣味として楽しんでいます。

 「自分が作りたいと思ったものを作って楽しんでいるんですよ」という通り、オールハンドメイド作品からプラモデルの改造まで様々な作品を製作。それを自身のTwitterやInstagramで発表しています。

 本作「チェーン着脱場」の交通標識に関しては、除雪車の模型を組み上げようと思ったのがそもそものきっかけ。それをジオラマにするにあたって、小物のひとつとして製作したんだそうです。

近所にある本物を参考にリアル感を追求して製作しました。

 HGS modelさんは、日本有数の豪雪地帯である石川県在住者。自宅近くには除雪ステーションも存在し、チェーン着脱場の“本物”もいたるところで掲示されています。

 そのため製作にあたっては、「出来得る限りのリアル感」を追求。プラ板とプラ棒を用いて、メッキ感を意識した塗装を施しています。

 今回の投稿写真では、夜の雪道をバックに撮影されていますが、持ち手の部分を除けば「雪国あるある風景」。違和感なく、雰囲気を感じさせるものに仕上げています。

 なお、チェーン着脱場の投稿翌日に、HGS modelさんは「除雪車ジオラマ」の完成報告を行っています。

投稿翌日に「除雪車ジオラマ」の完成報告。そこにもチェーン着脱場の交通標識の姿が。

 完成作は、石川県下を走る国道8号線にて、除雪作業を行う除雪車の姿が。背後には、チェーン着脱場の交通標識がごく自然にたたずんでいました。

<記事化協力>
HGS modelさん(Twitter:@ModelHgs/Instagram:@hgsmodel)

(向山純平)