おたくま経済新聞

ネットでの話題を中心に、商品レビューや独自コラム、取材記事など幅広く配信中!

【無所可用】第14話 スーツはお好き?

update:

スーツはお好き?毎度雑多で役に立たないお話をおとどけしています不定期連載の「エドガーの無所可用、安所困苦哉」。

第14回目は、スーツ萌え女子の方にお送りする(おお、なんというターゲットの狭さ!)スーツについてのおはなし


  • 現在は6月でございます。クールビズという名のもとに、上着が省略され、ネクタイなしの半袖シャツという服装が多くなり、スーツ萌えな女子の皆様には残念な季節でございましょう。着てるほうは、夏場の上着は暑くてたまらないので助かるのですが。

    そんなわけでスーツのお話でございます。
    実はスーツにネクタイという姿で仕事をするとは思っていなかったワタシです。しかしスーツ生活が長くなるにつれ、所持するスーツの数も多くなってまいりました。
    スーツで仕事の場合、「作業服みたいなものだ」とか「制服みたいなものだ」と、毎日同じのを着てくる人もおられますが、ワタシは「同じスーツを2日続けて着ない」派です。とある九州のお客様のところで仕事したときは、ほぼ9ヶ月にわたり、月曜出発、金曜または土曜に帰宅で、間はホテルに連泊、という日々を過ごしましたが、スーツは少なくとも2着は持って行っておりました。2泊程度の出張の場合は荷物になるのを避けて予備スーツは持参しませんが、普段はローテーションしております。
    いいものを長く着るということでは、やはり大事に着ないといけません。いいスーツでも大きく型崩れしたり、ポケットの縁が擦り切れたりしていてはがっかりですよね。

    でわ、ちょっと手持ちのスーツにシャツ・ネクタイをセットにしていくつかご覧頂きます。

    3つボタンのスーツ

    3つボタンのスーツです。
    数年前まではこんな3つボタンばかりでしたが、いまは流行っていないようです。
    太めの人は3つボタンはよくないと言われます。3つボタンスーツの上着は、上2つのボタンをとめるのが作法とされます。おなかが出てるとちょっとみっともないシルエットになってしまうということらしいです。逆に、ダブルの場合は痩せ型の人には合わないという話も。

    2つボタンスーツの冬物

    2つボタンスーツの冬物です。わりとフツーですが、襟の幅やポケットの形などにその時々の流行の欠片が見られます。特に襟の幅(ラペル幅といいます)は、ネクタイ選びのひとつの基準です。ラペル幅と襟の幅を同じくらいにするのが由とされます。スーツからネクタイまで展開するブランドでは、スーツに幅を揃えたネクタイが出ています。

    二つボタン冬の裏地

    ポール・スミスのお楽しみ、裏地です。普段は見えない部分ですが、こういうちょっとした遊びが入っているのがイイわけです。

    二つボタン夏物

    こちらは夏物です。着る機会は減りましたがちゃんと持っていますよ。冬物に比べると生地は薄く、かなり軽いです。

    二つボタン夏の裏地

    こちらも裏地には遊びがあります。
    似たような色合いの多いスーツで、勤務先でハンガーに掛けたときなどは、裏地で自分のものと判別していたりも。

    ところで、スーツにはそれぞれシャツとネクタイを合わせて写真を撮ってみましたが、どれをどう組み合わせるか、楽しい時間でもあり、悩ましい時間でもあります。
    シャツはやネクタイは、買う段階で「主にこのスーツ用」とか「主にこのシャツ用」と考えて買うのですが、日常ではうまくいかない場面があります。

    平日はほぼスーツですので、前述の通り連続して同じスーツを着るのは避けたいです。シャツは毎日替えます。このローテーションの都合がうまく合わなかったりして、ネクタイ掛けの前でどれにしようかと考えたりするわけです。

    黒っぽいスーツにはたいていのシャツが合うのですが、例えばこんな色だと合わせるシャツ・ネクタイが難しくなってきます。

    麻生成り 茶系

    個性的なスーツは楽しいですが、つい同じシャツ・同じネクタイの組み合わせになりがちです。そうはならないように出来る人は、かなりセンスがいいのだろうなと思います。なかなかその境地にはたどり着けないので、ダークスーツに色つきシャツという無難な組み合わせに落ち着いてしまいがちです。日々、センスを磨いていかねば、です。

    ところで、スーツとネクタイの間でちょっと影が薄い?シャツですが、結構いろいろございます。ですが、長くなったので、ネクタイと合わせてまたの機会に。

    ■ライター紹介
    【エドガー】

    鉄道、萩尾望都作品、ポール・スミス、爬虫類から長門有希と興味あるものはどこまでも探求し、脳みその無駄遣いを楽しむ一市民。そのやたら数だけは豊富な脳みその無駄遣いの成果をご披露させていただきます。

    あわせて読みたい関連記事
  • 椅子の肘掛けをあん馬に見立て、足を上へまっすぐに持ち上げる山田さん
    商品・物販, 経済

    ミスターSASUKE・山田勝己VSジャージースーツ スーツ姿で「椅子あん馬」など…

  • 卒業&入学式の前に確認を!スーツの袖タグは取るのが正解 ただし一部例外も 
    ライフ, 雑学

    卒業&入学式の前に確認を!スーツの袖タグは取るのが正解 ただし一部例外も 

  • スーツに付いたシミ汚れを絵付けで解決 袖にかわいらしいフクロウが登場
    インターネット, おもしろ

    スーツに付いたシミ汚れを絵付けで解決 袖にかわいらしいフクロウが登場

  • ネクタイのストライプの方向の意味
    インターネット, 雑学・コラム

    【知らんかった】ネクタイのストライプの方向には意味がある!?

  • スーツの下のボタンは留める?留めない? メンズスーツのアンボタンマナーとは
    ライフ, 雑学

    スーツの下のボタンは留める?留めない? メンズスーツのアンボタンマナーとは

  • インターネット, おもしろ

    洋服の青山「自粛できなかったマネキン」ついに自粛か?店舗から姿消す事が判明

  • イベント・キャンペーン, 経済

    cocoti SHIBUYAで干場義雅の「初めてのオーダースーツ講座」開講

  • おたくま編集部Editor

    記事一覧

    おたくま経済新聞・編集部による監修or執筆

    ▼こちらのライターの最新記事▼

  • YouTube、永久停止クリエイターに「再出発の機会」 新チャンネル申請を可能にする試験導入を発表
    インターネット, サービス・テクノロジー

    YouTube、永久停止クリエイターに「再出発の機会」 新チャンネル申請を可能に…

  • 南インド伝統のチキンカレー「ケララチキンカレー」
    商品・物販, 経済

    松のやが南インド伝統の味を再現 「ケララチキンカレー」新発売

  • 毛玉とるとる Pro(KC-NW825)
    商品・物販, 経済

    ストッキングやタイツも可の毛玉取り器誕生 マクセルイズミ「毛玉とるとる Pro」…

  • キヤノンの名機が「ガシャポン」で復活 歴代カメラ5種を精密ミニチュア化
    商品・物販, 経済

    キヤノンの名機が「ガシャポン」で復活 歴代カメラ5種を精密ミニチュア化

  • 時事通信、男性カメラマンを厳重注意 生配信中に「支持率下げてやる」発言
    社会, 経済

    時事通信、男性カメラマンを厳重注意 生配信中に「支持率下げてやる」発言

  • ゴロっとチキンのカレーナポ
    商品・物販, 経済

    パンチョ初の人気投票1位「カレーナポ」が進化 期間限定で復刻登場

  • トピックス

    1. 藝大卒の声楽家が1時間1000円で自分を貸し出す理由 フリー芸術家ならではの戦略

      藝大卒の声楽家が1時間1000円で自分を貸し出す理由 フリー芸術家ならではの戦略

      プロの声楽家として活動する傍ら、1時間1000円から自分の時間を「レンタル」している男性。キャリア豊…
    2. ドムドムが“カニまるごと”の衝撃バーガーを再販 新作コチュジャン味を食べてみた

      ドムドムが“カニまるごと”の衝撃バーガーを再販 新作コチュジャン味を食べてみた

      ドムドムハンバーガーは10月14日に、カニを丸ごと挟んだ「丸ごと!!カニバーガー」を販売開始しました…
    3. 丸山製麺が「ラーメン大好き小泉さん」とコラボ!小麦麺使用の新感覚「らーめん缶」を実食

      丸山製麺が「ラーメン大好き小泉さん」とコラボ!小麦麺使用の新感覚「らーめん缶」を実食

      丸山製麺が10月6日から、人気ラーメン漫画「ラーメン大好き小泉さん」とコラボした「らーめん缶」を、東…

    編集部おすすめ

    1. 毛玉とるとる Pro(KC-NW825)

      ストッキングやタイツも可の毛玉取り器誕生 マクセルイズミ「毛玉とるとる Pro」を発売

      マクセルイズミ株式会社は、ストッキングやタイツなどの繊細な衣類にも対応する毛玉取り器の新モデル、「毛玉とるとる Pro(KC-NW825)」…
    2. キヤノンの名機が「ガシャポン」で復活 歴代カメラ5種を精密ミニチュア化

      キヤノンの名機が「ガシャポン」で復活 歴代カメラ5種を精密ミニチュア化

      キヤノンが、バンダイの「ガシャポン」とコラボレーション。歴代のカメラとレンズをミニチュア化した「Canon ミニチュアカメラコレクション」を…
    3. 時事通信、男性カメラマンを厳重注意 生配信中に「支持率下げてやる」発言

      時事通信、男性カメラマンを厳重注意 生配信中に「支持率下げてやる」発言

      時事通信社は10月9日、自民党本部での取材中に「支持率下げてやる」などと発言した本社映像センター写真部の男性カメラマンを厳重注意したと発表し…
    4. 「ちいかわの世界に行きたい」ファン、考えた末に鎧さん化 再現度がガチすぎた

      「ちいかわの世界に行きたい」ファン、考えた末に鎧さん化 再現度がガチすぎた

      言わずと知れた人気コンテンツ「ちいかわ」。かわいくもハードなあの作品世界に入っていきたいと願う人は多いはず。筆者もその1人です。しかし二頭身…
    5. ネカフェの個室に不気味なトランプが……Xユーザーの“恐怖体験”に17万いいね

      ネカフェの個室に不気味なトランプが……Xユーザーの“恐怖体験”に17万いいね

      キーボードに差し込まれたトランプのジョーカーと、その裏に書かれた「げぇむすたあと」の文字。Xユーザーの「たーけ」さんが、たまたま入ったネット…
    Xバナー facebookバナー ネット詐欺特集バナー

    提携メディア

    Yahoo!JAPAN ミクシィ エキサイトニュース ニフティニュース infoseekニュース ライブドア LINEニュース ニコニコニュース Googleニュース スマートニュース グノシー ニュースパス dメニューニュース Apple ポッドキャスト Amazon アレクサ Amazon Music spotify・ポッドキャスト