お正月用にお餅を買ったものの、少し余っちゃったという時、お汁粉やぜんざいにする方法もありますが、それ以外にも作れるスイーツがあります。レストランシェフがTwitterに、お餅入りのパンケーキを作るレシピを投稿し、注目を集めています。入れるお餅の大きさによって食感が異なるという、試しがいのあるレシピです。
このパンケーキのレシピをTwitterに投稿したのは、都内のレストランでシェフを務める麦ライスさん。これまでにもアイデアレシピや時短レシピをTwitterに投稿し、評判になっています。
今回のパンケーキレシピは、麦ライスさんいわく「お餅を溶かして加えるレシピは沢山ありますが直入れのレシピは何処にもなかったので試したら大成功でした」というもの。お餅を溶かして生地に加える手法は、お餅を溶かす手間が面倒ですが、細かく切って混ぜることでも作れる、という訳ですね。
作り方は次の通り。まず、お餅1つを細かくカットし、ホットケーキの生地に混ぜます。大きさはだいたい1cm角より小さく。お餅の大きさによって、出来上がり時の食感が異なります。生地は粉(プレミックス粉)を加えた後、混ぜすぎると小麦粉がグルテン化して膨らみが悪くなるので注意しましょう。
そして油を引かずにトロ火にして温めておいたフライパン(24cm以下の大きさであれば、厚みのあるものができます)に生地を全量流し込み、フタをして15分放置して加熱します。
この時、火加減は本当に小さいトロ火。じわじわとゆっくり熱を伝えることで、ムラなくふっくらした焼き上がりとなります。
15分ほど加熱し、表面にフツフツと穴が開いて蒸しパンのようになったら、シリコン製のスパチュラ(ゴムべら)でフライパンの壁に沿ってグルリと生地を剥がし裏返します。裏返したら再度フタをし、5分ほどおきます。火加減はずっとトロ火のまま。
フライパンの底になっている部分に焼き目がついたら出来上がりです。バターやメイプルシロップ、アイスクリームやホイップクリームなど、通常のホットケーキのようにお好みのものを載せていただきましょう。
生地に混ぜ込むお餅の大きさによって、出来上がりの食感が異なります。1cm角程度の大きなものの場合、生地がお餅が完全に溶け込まないために食感が残り、お餅の伸びを楽しむことができます。
逆に小さくすればするほどお餅が生地と一体化し、もちもちふわふわの食感に。自分好みの食感を探して、何度かお餅の大きさを変えて楽しんでみてください。
弱火でじっくり火を通していく方法は、アウトドアでダッチオーブンを使った調理でも役立ちます。この際はフタに炭火を置くことで、上下から同時に火を通すことになるのでひっくり返す手間がなくなります。冬キャンプで試してみるのも面白そうですね。
余った餅はこう食べる❗️
【麦ライスさん家のカステラパンケーキ】
①お餅一個を細かくカットしホットケーキ生地に混ぜる
②消えるか消えないかの極弱火で温めておいたフライパンに生地を流し蓋をして15分放置
③ひっくり返し蓋をしてもう5分焼いたら極厚もちふわパンケーキの完成…補足あり pic.twitter.com/gURas4Dksu
— 麦ライス(シェフ) (@HG7654321) January 2, 2021
<記事化協力>
麦ライスさん(@HG7654321)
(咲村珠樹)