お正月には田舎の家に親戚が集まり近況報告したり飲めや騒げやと過ごす人が多く、子供たちはそんな大人たちからもらうお年玉を楽しみにしていますよね。
けれど、2010年頃からそんなお年玉の夏バージョンであるお盆玉の存在がメジャーになりつつあるそうです。
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■ボーナスは年2回。ならばお年玉だって
たしかにお正月だけでなく夏も田舎の家に集まるというお家が多いですよね。お正月にはもらったのに夏休みはもらえない、と思っていた子供たちも多いのかもしれません。
たしかに平均的なサラリーマンの家庭ではボーナスが年2回あります。その存在からもお盆玉があってもおかしくないということのようです。
また、おじいちゃんおばあちゃんの世代はちょうどお盆時期に年金が支給されるということもあり、過去には孫にランドセルを買ってあげていた人も多かったため企業がそれに目をつけたという背景もあるそうですよ。なんだか生々しい話です……。
■相場は?平均額はお正月より少し低め
新学期の直前であるお正月は物入りだからと多めにもらう子供たちも多いようですが、年度の真ん中である8月は基本的に多めのお小遣いという認識だそうです。
小学生ならば3000円程度、中学生以上の場合は5000円前後が相場のようです。
日本郵便ではお盆玉の存在を受け、2014年の7月からお盆玉袋を販売を始めたそうです。最近では雑貨屋さんやスーパーなどの身近なお店でもお盆玉袋を見かけることができます。
とは言っても、お年玉もお盆玉もあげなければならないものではありません。お盆玉が流行している風潮があるからと言って、決して親戚のおばさんおじさんにおねだりしないようお子さんに言い聞かせることは大切かもしれませんね。
(文:貴崎ダリア)