「駄菓子のホームラン王」のキャッチコピーで知られる「チョコバット」。静岡県浜松市に本社を置く三立製菓が販売している、全国的に知られたお菓子です。
今も昔も大人気!と元気よく売られていますが、三立製菓から新たに「チョコバットくんのふわチョコパン」がリリースされました。チョコバットのチョコパン!?チョコバットがパンになったものなのか!?これは美味しそう、ということで早速手に入れてまいりました。
■ 昭和39年生まれの「チョコバット」
チョコバットは三立製菓が1964年(昭和39年)より販売しているチョコレート菓子。パン生地にチョコレートをコーティングしたもので、バットのような見た目をしています。
2022年9月下旬には、「チョコバット」からチョコバットA(エース)へ商品統合。名前は変わったものの、ウレシイゲーム要素は健在。現在は「エース1枚」「ストライク3枚」でオリジナルノートがもらえます。
■ 「チョコバットくんのふわチョコパン」を手にいれてみた
そんな「チョコバット」の新商品「チョコバットくんのふわチョコパン」500円(税抜)が4月17日に発売されました。しかも、今回は三立製菓と地元老舗パンメーカー「ヤタロー」との共同開発。
位置づけとしては「防災食」というものですが、防災食とは一線を画した「おやつ」「日常食」「脱防災食」を目指して商品開発したとのこと。
防災食といえば三立製菓では「カンパン」を販売、そしてヤタローでは「富士山缶詰ぱん」という防災食を開発。今回の共同開発は、つまり「防災食における夢のタッグ」。
これはぜひとも手にいれなければなりません。当然ながら、売り切れも必至でしょう。朝、速攻「浜松駅」のキオスクに駆け込むと……みつかりましたよ。
あのチョコバットをイメージした缶詰。本当に美しい、このままずっと眺めていたいぐらいです。しかし、今回はこの中身がどうなっているのか、「防災食」として成立するのか、しっかり調べたいと思います。
■ 「チョコバットくんのふわチョコパン」の原材料・賞味期限
ではまず、缶詰を観察するところから。見た目は普通の缶詰です。
ただし、名称は「パン」となっております。どうやら完全にチョコバットという「駄菓子」ではなく「パン」という扱いのようですね。
賞味期限は1年弱。「富士山缶詰パン」のように5年とはいきませんでしたが、それでもこのような「パン」が1年持つのであれば十分です。
■ 「チョコバットくんのふわチョコパン」を開けてみた
では、開けていきます。プルタブをパカッと開け……出てきたのは……なんぞこれは!固形的な何かが登場!これは斬新!
とても「パン」とは言い難いものでしたが、触り心地は「カステラ」のようにふわふわ。しかし、取り出してみると、たしかにチョコレート色した「パン」が出てきました。
食べる前からもうチョコレートのいい香り。これは期待できそう。
■ 「チョコバットくんのふわチョコパン」を食べてみた
実際に食べていきます。このまま食べるのもよいのですが、少々ボリュームがあるのでナイフでカットします。といっても手でもちぎれます。災害時などはナイフがない可能性もありますので、その場合はちぎって小分けにしてみんなで分けるといいかもしれません。
カットしてみると、見た目はチョコチップクッキー。とてもうまそう、では!いざ実食。うん……うまい。うまいというか、普通の菓子パンのような美味しさで、よくある市販されているチョコパンのイメージ。
しっとりとした「ココア生地」が非常にパンの旨味を引き出してくれており、とても缶に入っていたとは思えない。さすがヤタローの開発技術です。
ただ、「チョコバット感」は若干なくなってしまっているのですが、随所に散りばめられた「チョコチップ」がチョコバットを彷彿とさせます。これが1年間保存できるというのはありがたいですね。
特にお子さんがいる家庭には向いているんじゃないかと思います。いざその時になったら、甘い物ってなかなか口にできないでしょうし。防災セットに1ついれておくといいかもしれません。
「チョコバットくんのふわチョコパン」は、期間限定・静岡県限定で4月17日からの販売。静岡県に立ち寄った際に見つけ次第速攻確保案件ですよ。
<参考>
三立製菓株式会社
チョコバットくんのふわチョコパンプレスリリース(2023年4月5日発表)
(たまちゃん)