11月22日はその語呂から「いい夫婦の日」という記念日とされていますが、実際の夫婦間では互いをどのように思っているのか、保険のビュッフェ株式会社が20歳~49歳で子供のいる既婚男女を対象にアンケートを実施。896人から得られた回答を発表しています。
■7割以上の人が相手に「直してほしいところがある」と思っている
調査では『夫婦関係の満足度』に関して調査を実施。その上で「パートナーに直してほしいところがある」かどうか質問しています。
夫婦関係の満足度については、365人が「まあ満足」を選択、次いで248人が「大変満足」、165人が「どちらともいえない」、118人が「不満」という結果に。約68%もの人が相手に対し満足していることが分かったそうです。
しかし、「パートナーに直してほしいところがある」かどうかの質問に対しては、7割以上の人が「直して欲しいところがある」を回答。また、直して欲しいところの対応については、大変満足しているの人が「はっきり伝える」(52%)、逆に不満を持つ人が「諦めている」(42%)をそれぞれ最も多く選んでいます。
▼パートナーに直してほしいところランキング
1位:癖や性格
2位:物事の考え方
3位:家事について
4位:お金の使い方や管理
5位:育児や教育方針について1位:直してほしい「癖や性格」についての回答
「仕事から帰って来て疲れているのは分かるけれど、子供そっちのけで携帯ゲームばかりするのはやめて欲しい。(女性29歳/専業主婦)」
「パンツでウロウロすること(女性43歳/パートアルバイト)」
「目先の事だけ考えず、先の事を見越して行動して欲しい(男性27歳/会社員)」2位:直してほしい「物事の考え方」についての回答
「なんでも120点を目指さずに、80点くらいを目標に物事を進めてほしい。(男性36歳/会社員)」
「自分の考え方がすべて正しいと思っているところ(女性33歳/専業主婦)」3位:直してほしい「家事について」の回答
「自分は部屋を片付けないくせに、私にだけ、片付けろと言うな!!!(女性32歳/フリーランス)」
「一切家事しないくせに家事に文句つける(女性37歳/自営業)」4位:直してほしい「お金の使い方や管理」についての回答
「手元にお金があるとつかっている(女性38歳/専業主婦)」
「衝動買いが多い(男性36歳/会社員)」5位:直してほしい「育児や教育方針」についての回答
「子供がいる前で野菜を残さないでほしい。示しがつかない。(女性39歳/会社員)」
「子供に対してやさしく接してほしい(男性37歳/会社員)」
(保険のビュッフェ株式会社発表よりママ引用)
■嫌なことはハッキリ嫌と伝えるのが円満夫婦の秘訣?
上記からもわかるように、相手に対し満足している人は「相手にはっきりものを伝える」人が多いようです。都度解決することで不満を蓄積させず良好な関係を維持することにつなげているようですね。対し、不満を持つ人はほぼ対応しないため、より不満を蓄積させているようです。直して欲しい個数の質問について、大変満足している人は、「1~2個」と69%が答えたのに対し、夫婦関係に不満を持つ人の場合は5~6個と51%もの人が選択しています。
また、夫婦関係に満足度の高い人は、不満を持つ人の約1.8倍「家計管理はお互いに協力している」という結果。お金に関しては特に不満がたまりやすいですしね。直して欲しいところの意見にも「衝動買いが多い」「手元にお金があるとつかっている」というお金に関する問題があげられていました。金銭を共有管理することで、互いに状況がわかるようにし、無駄な争いを減らす効果があるようです。
夫婦関係を良好に保つには、嫌なことはきちんと伝え、お金の管理については共有する。これが夫婦関係を良好に保つためのどうやら秘訣のようです。細かく伝える事で、都度都度解決、お金は共有管理。そういう姿勢が相手への「信頼」「尊重」にもつながるのではないでしょうか。
(文:栗田まり子)