ツイッターを見ていると同業者のいわゆる「あるある談」が各業界でも出ると思いますが、看護の業界も同じく「ナースあるある」がいくつもあります。筆者は看護師として病棟勤務、外来勤務、老人保健施設、派遣業務などあちこちの病院や施設を渡り歩いてきました。そしてツイッターを眺めていた先日、思わずリツイートしてしまったあるあるな内容をご紹介したいと思います。

かもねぎ先生‏さん(@dr_kamonegi)の「看護師さんと結婚すると、病気になった時に優しく看病してもらえると思っている人、それは大間違いです。
看護師さんは、命のやりとりをし過ぎていて、ただの風邪だと『寝てたら治る』、『そんなの病気に入らない』と的確なトリアージをされてしまい、下手すると『病気なめんな』と言われます」というツイート。

あー、それ私、まさに私。世間では看護師というと「白衣の天使」と呼ばれているように、誰にでも優しく手をさしのべるように思われがちですが……勤務外では結構冷たい。特に家族には厳しいかもしれません。

リプライにも「まさにそれ!」「家族がそう!!」「確かに家族には厳しいw」「でも本当にやばい時は病院連れて行く」などなど、あるあるな話で盛り上がっています。一方、「看護師の夫だが嫁は優しい」というご家族も。

病院で働いていると顔を見ただけで大体の重症度が分かるようになってきますし、病院の患者さんだからこそ優しく接する事ができるところがあるのも本音だったりします。外で移されるタイプの病気は手洗いとうがいで何とかなったりするので多少風引いた程度では「寝てなさい」「だからちゃんと手を洗ってうがいしなさいと言ったでしょ」となってしまいます……。私だけじゃないみたいで良かった。そして職業柄、親しい人から健康相談を受ける事もわりかしあるのですが、大体「○○科へ受診してね」で終わります。診察はできないけど診療科の紹介程度ならね、って事で。

これが病気ではなくちょっとした怪我ややけどといった事であれば適切な処置をちゃちゃっとやってしまいます。その辺は資格持っているので最低限できないと、ってところです。
世の男性の皆さん、病院で看護師に優しくしてもらえたからとナースに夢を見たらがっかりするかも知れませんよ?

<記事化協力>
かもねぎ先生‏さん(@dr_kamonegi)

(看護師ライター・梓川みいな)