輸入される果物ってあまり旬を感じませんが、実はグレープフルーツは今がトップシーズン。しかし、皮が固くて包丁で切るの面倒、皮むき用の切れ込みを入れる道具もなかなかキレイに白いところまで取れない……と、面倒に思う人もいるかと思います。
そこで、何年か前にテレビで紹介されていたというグレープフルーツの簡単な皮のむき方を見つけたので試してガッテン。
■ つかうもの
グレープフルーツ:むきたい分だけ
なべ:むきたいグレープフルーツが入るだけ
水:適量
大きめのボウル(多めに水を入れます)
■ やり方
1.鍋に水をグレープフルーツがしっかり浸るぐらい多めに入れて火にかけます。沸騰してきたら、グレープフルーツを鍋にイン。そのまま蓋をして3分ほど火にかけておきます。
2.3分経過したら火を止め、水を多めに入れたボウルに茹でたグレープフルーツをドボン。そのまま1分ほど冷やしておきます。
3.みかんの皮をむく要領で皮をむいていきます。皮に熱がちゃんと通っていると、繊維質が熱で緩んでいるので薄皮までするんとむけてしまいます。
これだけ。気をつけておきたいのが、ワックスという存在。ワックスがついたままのグレープフルーツを熱湯鍋に入れると、熱ではがれたワックスが鍋肌にべっとりになってしまうので、ノーワックスのものを選ぶか、前もって熱湯をかけるなどしてワックスを落としておくと安心です。
こうしてむいたグレープフルーツですが、小房に分けようと思っても背中側の薄皮が取れているので手ではがすと実がつぶれてしまいます。包丁などでさいの目くらいに切って食べるようにしてください。最近筆者宅で流行っているのが、食用重曹を少しまぶしてシュワシュワにさせて食べる事。これをやると酸が重曹で中和されて酸味がやわらかくなり、炭酸みたいな食感もありたのしいのです。
夏のデザートに旬のかんきつで爽やかにビタミンCを補充、簡単で楽しいグレープフルーツのむき方、他の大型柑橘類でも応用は利くと思うので皆さんも試してみて下さいね。
(梓川みいな)