コロナ禍になり、一気にコンビニ店頭から消えてしまったのが「おでん」。寒い冬にはお昼に必ず買っていたのに……。ああ、このような生活がいつまで続くのか、昼食は温かいもう一品が欲しいのに!
そんな方に朗報。株式会社トーヨーコーポレーションから発売されている「三ツ星カップ食堂」は、レンジでチンすれば、即座に「おでん」や「牛すじ」などを食べることができるのです。しかも相当おいしいというウワサが……。
◼ 「三ツ星カップ食堂」シリーズとは
株式会社トーヨーコーポレーションの「三ツ星カップ食堂」シリーズは、電子レンジでチンすればすぐに楽しめるカップ食品シリーズ商品。トーヨーコーポレーションの発表によると、昨今の社会情勢を踏まえ、手軽に調理ができる即食スタイルの需要が高まっていると考え、2021年より展開しているそうです。
カップに入っているので、皿を使わず食べられるのがメリット。時間がない現代人には最強の時短飯となるはず。
シリーズからは現在、「おでん和風だし」が2022年9月20日に発売され、「関西風牛すじ煮込み」「博多風もつ鍋」「山形風芋煮」が2022年10月11日に発売されております。
発売からずいぶんたっているのに何で今更……というツッコミがありそうなので、改めて説明しておくと、このシリーズ商品がバカウマだとつい最近SNSで目にしたからです。そんな話を聞いたら食べずにはいられません。
今回は、「おでん和風だし」「関西風牛すじ煮込み」「博多風もつ鍋」「山形風芋煮」の4種類をゲットしたので、食べていきたいと思います。
◼ パッケージリニューアルした「おでん和風だし」
まず食すのは「おでん和風だし」(税抜318円)。「三ツ星カップ食堂」シリーズのなかで最初に発売された商品で、今回はパッケージをリニューアルしているとのこと。
中身は「たまご・だいこん・焼きちくわ・こんにゃく」の食材が入っております。だしには、かつお節、宗田かつお節、昆布だし、焼きあごが使用されています。
なにはともあれ、まずは食べてみたい!カップそのまま1分30秒電子レンジでチンをしてできあがり!
蓋を開けると「ちくわ」の登場。割と本格的な「ちくわ」が入っております。
本来であればカップに入ったそのままで食べるべきなのでしょうが、今回は中身を確認するため全部を皿にあけてみます。
「ドバッ!」
さらにおでんなので、筆者は「青のり」と「かつお節」を自前でトッピング。余計なことすんなよという声も聞こえてきそうですが、すみません……静岡県浜松民がゆえ「おでん」という条件反射でかけてしまいました。(静岡では青のりや魚粉をかけて食べる「静岡おでん」が一般的)
さてさて、完成させたおでんを食べてみます。味の方はどうでしょう?
様々な「だし」が使われていて複雑で濃厚な味わいになるのかと思いきや……。そうではなく、シンプルに飲みやすいあっさり目の味わい。これは意外な味わいです。
そして「おでん」といえば……ごはん。ということで、ごはんにON。
大変失礼ながら、ただのおつまみ「缶詰」レベルと考えていた「三ツ星カップ食堂」の「おでん和風だし」。
ゴメンナサイ、もうこれ、控えめに言ってちゃんとした食事です。ただしボリューム的には、昼食のもう一品や、小腹満たし向き。大容量あるといいなぁ、とか思ってしまいます。
◼ 白米泥棒「博多風もつ鍋」
つづいて、「博多風もつ鍋」(税抜360円)です。
「博多風もつ鍋」といえば、その名の通り「博多」の名物。博多ラーメンもいいのですが、こちらのもつ鍋も捨てがたい料理。
筆者は数年前に博多に行ったことがあるのですが、もつ鍋のクリーミーで濃厚な味わいに感動。
まだあの味わいが忘れられないのです。そんな思い出話はさておき、「博多風もつ鍋」を開けていきます。パッケージは先程の「おでん」と同じく、カップに入っているスタイル。
電子レンジでチンをして、パカッと蓋をあけると中から「モツ」が登場。
この時点ですでに「もつ鍋」の濃厚な香りが漂い食欲を誘います。そして、これを皿に開けると……。
おぉ、「博多風もつ鍋」してる。
具材には「牛もつ、豆腐、キャベツ、にんにく」の4種類が使われており、先程の「おでん」とは打って変わり、見ただけでけしからんほどの「濃さ」が分かります。と同時に、食欲をそそるニオイに誘われ、すぐさま口の中へ入れたい欲求に……!パクッ。
うまい!牛もつの弾力、豆腐のアクセント、そしてなんと言っても、だし(かつお節・昆布だし)に「にんにく」のパンチが効いており、現地で食べるもつ鍋に引けを取りません。
かつお節と昆布だしの風味が利いた醤油ベースのつゆに、にんにくの香りが食欲を刺激します。もちろんオンザライスにも最適。
これは本当に飯何杯でもいけます。よ、白米泥棒!
◼ 意外とあっさり!「関西風牛すじ煮込み」
お次は「関西風牛すじ煮込み」(税抜360円)となります。
これで3つ目の「三ツ星カップ食堂」シリーズ。食べ方はもうお手の物となりました。
コイツを電子レンジでチンをして……できあがりです。
「関西風牛すじ煮込み」の具材には「牛すじ・だいこん・こんにゃく」が使用されております。スープは、「かつお節の風味香る醤油ベース」。
見た目的にはさきほどの「博多風もつ鍋」に近いものとなっておりますが、果たして味わいは……
意外とあっさり!牛すじの脂身が少なく、クセも少ない!醤油ベースのつゆも、具材との良いバランスを保っています。
もちろんオンザライスすれば、味わいは何倍にも増幅。
あまりにも罪深き「関西風牛すじ煮込み」でございます。
◼ 懐かしい味「山形風芋煮」
シリーズ最後は「山形風芋煮」(税抜360円)。
ここまでくると、これで最後か……となぜか寂しくなるのであります。
さてこの「山形風芋煮」をレンジでチンして……芋煮の完成です。
先人たちは、この芋煮をつくるために、どれほどの努力をしてきたのか。
現代人である私たちは、その苦労を知らず一瞬のうちにこの「芋煮」を完成させてしまう。なんともいえない「罪悪感」。
しかし、そんな過去の歴史に「懺悔」をしている暇はない。なぜならば目の前においしそうな「芋煮」があるからだ(カッコイイ)。
ではいただきます。
ああ、これはなんという「優しい味わい」。「博多もつ鍋」と「関西風牛すじ煮込み」を食べた後だからだろうか、急になぜか「懐かしい味」に感じました。
いうならば「給食の味」。素材に媚びすぎず、だからといってあっさりし過ぎず、芋の歯ごたえと主張は極めて強い。
具材には「牛肉・里芋・長ネギ・こんにゃく」が使われており、つゆは、かつお節を使用したあっさり醤油ベース。牛肉が使われているというのも感じさせないほどの「シンプル」な味わい。
つまり「芋」を引き立てるため、スープがしっかりと後方支援していると言ったイメージ。
ご飯と芋、これも合わないわけがありません。
- - - - -
以上、「三ツ星カップ食堂」シリーズ4種類たべてみましたが、どの味わいも甲乙つけがたい。というか、甲乙つけるものではなくそれぞれ独自の料理であり、全部うまい。
完全に昼食・夜食になると行っても過言ではない立派な「料理」です。
時間がない方、最近手の混んだ惣菜を食べていないから食べたいという方、ぜひとも「三ツ星カップ食堂」シリーズをお試しいただきたい!と言いたいところですが……。
実はこのシリーズを手に入れるため、何軒もコンビニをハシゴしました。全国のコンビニエンスストア・量販店等で販売されているようですが、入荷するかどうかは店舗によって異なります。
ですので見つけ次第、即キープしたほうが良さげです。
<参考>
株式会社トーヨーコーポレーション 2022年10月18日発表
(たまちゃん)