皆様、お久しぶりです。ひろっぴの「ゆるりと鉄で参ろうか」のひろっぴでございます。
まずは、3月11日14時46分頃に発生した平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震で罹災された皆様に、謹んでお見舞い申し上げます。
で、「ゆるりと鉄」ですが、またもや筆者の個人的な事情が色々とありまして放置状態にしてしまい、申し訳ありません。(編集部からも「そろそろ原稿をお願いしたいのですが……(冷笑)」という督促がありました……(苦笑)
なので、前回記事のあとがきと全くつながりのない話題とさせていただきますのでご了承ください。
ということで「ひろっぴのゆるりと鉄で参ろうか」、第九回目です。
とある分野に精通しようとする人たちがまず最初に行うのが「収集」という行為です。
期間や数量限定のグッズや他業種とのコラボレーションによるオリジナル商品に始まり、果ては新聞や雑誌の記事、写真や動画、音声など、ともかく様々なものを集めることになります。
それが、全く興味のない人にとっては「どーでもいい」ものであったとしてもです。
そして、鉄道ヲタクの「収集」となるとまず最初に集め始めるのは「きっぷ」です。
旅の記録という意味で、立ち寄った先の駅などで「乗車券」や「入場券」といった「きっぷ」を購入したり、列車の乗車記念として利用した列車の「特急券」などを「駅員に頼んで」もらってきたりするわけなのですが、こういったことをきっかけとしてきっぷの収集が始まります。
ただし、「駅員に頼んで」という方法は、もらえたとしでも再使用が出来ないようにと必ず「無効印」というものが押されることとなっており、必ずもらえるという保証もありません。
そんな鉄道ヲタクの「収集欲」を満足させる…、というわけではなく記念行事での関連商品として収入を得る手段の一つとして発売されるのが「記念きっぷ」です。
鉄道会社側として販売するメリットとしては、鉄道会社独自のオリジナルグッズであるので注目度が高いことと、記念でありながら実際に使用可能な「きっぷ」として販売することで運賃収入を得ることができるからです。
記念きっぷが発売されるのは「新型車両導入」や「新駅開業」「路線延伸」「○○周年記念」などの祝賀に関連した行事用の場合と、「現役車両引退」や「路線廃止」といったものに関連した行事用の場合があります。
一般的には「きっぷ」として使うことを前提として作成される記念きっぷですが、時としてユニークな形をしたものや、通常のきっぷとしては使うことのない素材で作られたもの、他業種とのコラボによるこだわりのある図案など、そのデザインや形状、素材にも様々なものがあります。
自分の手元にも子供の頃に購入したものから、つい最近購入したものまでありますが、改めて並べてみると時期による特徴が見えてきたりします。
次回は、その辺を少し掘り進めていきたいと思います。それでは…。
■ライター紹介
【ひろっぴ】
幼少の頃からの「鉄道」好き。一時期は離脱していたものの、10年ほど前にふとしたきっかけで出かけた先の地方鉄道への乗車で、再び鉄ヲタの道へ。
以後、鉄ヲタの道を極めるべく、あちこちへと出向くのである。