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カテゴリー:コラム・レビュー
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真正面から家族の呪縛に向き合った『ど根性ガエルの娘』
朝日新聞社が主催する第21回手塚治虫文化賞のマンガ大賞最終候補作品が2月末に発表されました。 話題の人気作が多くノミネートされ、野田サトルさんの『ゴールデンカムイ』、雲田はるこさん『昭和元禄落語心中』など、さすがとしか言いようのないラインナップでネッ… -
漫画家・谷口ジロー先生追悼
2月11日に亡くなった漫画家の谷口ジローさん。『遙かな町へ』『犬を飼う』などの名作から『孤独のグルメ』の作画担当としても知られています。 (さらに…)… -
食べるってエロくて幸せでたまらない。アンソロジー『食男』がどうにもこうにも香ばしい
書店のBLコーナーかグルメ漫画コーナーに置かれているという一冊の本。BLなのかグルメ本なのか……。見かけて思わず立ち止まり手に取ってしまったという声の多いアンソロジー『食男−食べる男子を見るマンガ-』(Beコミックス ふゅーじょんぷろだくと)がネットで話題と… -
アニメ担当ライターが素で選ぶ「アニメ映画2016ベスト10」
毎年1回のこの企画も今回で7回目になりました。今回もまた、2016年に公開されたアニメ映画のうち、私(筆者)が良かったと思う作品ベスト10を挙げたいと思います。選び方は完全に独断で、興行成績や他の映画評には左右されず、実際に観て"素"で良かったものを選んでい… -
読者を増やすためだと言えど…電子コミックの過激なバナー広告について議論
スマートフォンでインターネットを閲覧していると高確率で出現する電子コミックサイトのバナー広告。月額コースを購入するか1話もしくは1巻ずつ購入してコミックを読むことができるサービスです。 それぞれのサイトが頻繁にキャンペーンを行っているために、会員登録した… -
「文庫X」こと「殺人犯はそこにいる」はもう読んだ?
2016年夏から年末にかけ読書好きを騒がせた「文庫X」を覚えているでしょうか。 盛岡・さわや書店フェザン店から始まった「文庫X」。ある一冊の本に書店員のアイデアによって手製のカバーがかけられ、タイトル、著者名をわからなくする形で「文庫X」として7月下旬か… -
卯月妙子新刊『人間仮免中つづき』がすごい 歩道橋飛び降り、統合失調症との戦い、そして結婚へ
卯月妙子さんの『人間仮免中』の続編である『人間仮免中つづき』が発売され、これもまた非常に話題になっています。『人間仮免中』は2012年に発売され、瞬く間に話題となり「このマンガがすごい!2013」オトコ編で第3位、「本の雑誌」が選ぶ2012年度ベストテンでは第… -
ドラマ化白紙作品!?「帯のない新刊」となった『あいの結婚相談所』読んでみた
結婚相談所を舞台とした異色ミステリー『あいの結婚相談所』(原作:加藤山羊 作画:矢樹純)。元動物行動学の准教授で奇々怪々な主人公・藍野真伍がヒトと動物の行動を比較しつつ結婚相談に応じ成婚に導いていくという1話完結の物語です。 藍野は小さいと言えど一結… -
亡くなった人への手紙を鉄拳がパラパラ漫画化 新作「母のサポーター」に思わず目がにじむ
芸人の鉄拳さんと言えばパラパラ漫画の大家と言っても過言ではありませんが、冠婚葬祭互助会「くらしの友」では亡くなった大切な人に宛てた「つたえたい、心の手紙」を募集し、選ばれた作品を鉄拳さんがパラパラ漫画化し動画にするという活動を行っています。 (さらに… -
漫画家・ピクピクン先生のファンイベント『全国ハグ屋ツアー』とは?老若男女抱かれたがるその内容を聞いてみた
大人向け漫画家や農家として活躍中のピクピクン先生が、47都道府県全てを巡る『全国ハグ屋ツアー2016』を開催しています。ハグ屋ツアーとは……そう、先生が男女問わずに抱きしめてくれる無料ファン交流イベント! (さらに…)… -
SF×ストーカーの純情な不倫!?『あげくの果てのカノン』無垢な狂気にドキドキキュンキュン
「SFな世界を舞台に、恋する乙女のストーキングが不倫に発展していく異形サイエンス・フィクション」と聞いたら「は?」と思う人も多いと思いますが、この異色な設定の組み合わせががっちりハマってしまった『あげくの果てのカノン』が売れすぎて、一時書店から消え失せてしま… -
『キン消し』29年ぶりに復活 新旧でどう違うか比較してみた
アニメ『キン肉マン』放映中の1983年~1987年にかけ、バンダイからカプセル玩具として販売されていた「キン消し」が29年ぶりに復活してます。 10月18日にプレミアムバンダイから『キン肉マン キンケシプレミアムVol.1』と題された15体セットの復… -
トトロの「七国山行 稲荷前」バス時刻表見てきた 1時間に1本、最終は21時!
宮崎駿監督の代表作『となりのトトロ』といえば、子供から大人まで幅広く愛されている作品ですが、物語の中でサツキとメイがトトロとともに傘をさしてバス停に並ぶ場面を印象深く覚えている方は多いのではないでしょうか。 (さらに…)… -
話題の漫画「自殺ノススメ」作者に自殺者遺族がインタビューしてみた
内閣府の発表によると、日本における自殺者数は年間2万4千人(平成27年)。自殺者対策法が施行され10年がすぎ、一時は3万人を超えていた自殺者数は年々減少傾向にあると言われていますが、それでも死亡事故の約6倍。15歳から39歳までの死因1位。また、過去のデータ… -
ジブリグッズコレクターがゆく『ジブリの大博覧会』六本木編
現在、六本木ヒルズの52階では『ジブリの大博覧会~ナウシカから最新作「レッドタートル」まで~』が開催されております。 昨年(2015年)から愛知を皮切りに、新潟・東京と好評を博しつつ巡回しているわけですが、この東京展では愛知・新潟ではなかったジブリの新作映画… -
話題の月額980円読み放題「Kindle Unlimited」 12万冊からオススメ漫画を厳選してみた
ついに月額980円で12万冊の書籍が読み放題となるAmazon「Kindle Unlimited」が国内でもサービーススタートしましたね! しかも初月は無料でお試しできるという大盤振る舞い。 (さらに…)… -
『魔女の宅急便』登場のペガサス劇中画モデル 中学生制作の版画のお話
思春期の13歳の少女を題材に、自立・出会い・悩み・成長を描いた1989年のスタジオジブリ劇場公開作品である『魔女の宅急便』。 宮崎監督による児童文学作品を原作とした初の劇場用長編アニメーションであり、スタジオジブリ初の大ヒットと呼べる作品としても有名ですよね… -
『ポーの一族』大ファンのライターが40年ぶりの新作前に魅力をどどっと紹介
『ポーの一族』の大ファンであり、ハンドルネームにライターネームと「エドガー」を名乗り続けて……年。ようやく私のターンが来たようです! なんと、萩尾望都『ポーの一族』の新作が40年ぶりに5月28日発売『月刊flowers』2016年7月号に掲載されるのです! … -
完成度高すぎな『乙嫁語り』アミルコスプレイヤー 衣装制作に約6年、ロケーション求め海外ロケ2度敢行
漫画家・森薫さんへの愛が止まらなさすぎて、森さんの作品『乙嫁語り』に登場するアミルの衣装を約6年かけ、作中と同じく刺繍部分は全て手仕事で作ってしまったというコスプレイヤーの祭さん(@maturiiiiin)。 (さらに…)… -
『ジブリの大博覧会』行ってきた!マニア目線で見所解説
新潟県立近代美術館で開催されている『ジブリの大博覧会』を、非売品ジブリグッズコレクターの隔たった視点から(笑)レポートさせていただきます。 (注)グッズの説明も入る都合上、少々ネタバレも含まれることをご了承ください。また、内部の写真は大人の事情につきあり…