新年あけて皆さますることは?日本人ならば勿論「初詣」。そしてその際についついやってしまうのが「今年最初の運試し!」という事で「おみくじ」。

 おみくじの始まりは、元三大師と言われています。ちなみに「おみくじ」を漢字にすると、神社のおみくじは「御御籤」、お寺のおみくじは「御仏籤」などと書きます。

 さて、この「おみくじ」、誰しも一生に一度ぐらいは引いたことがあるかと思います。しかしながら、引いてはみたものの「大吉」こそ一番良い運勢だとわかりますが、「吉」や「小吉」、はては「末吉」なんて出ても、自分がどの順番の運勢か?なんて即座に分かる人は多くありません。

 今回は、一般的な「おみくじ」を例に運の良い並びをご紹介いたします。

■ おみくじの並び

大吉
中吉
小吉

半吉
末吉
末小吉

小凶
半凶
末凶
大凶

 上記が一般的な「おみくじ」の並びですが、中には更に「大大吉」「後吉」がある「おみくじ」も。

 そうそう、「おみくじ」って引いたあとは、みなさんどうしていますか?

 「良い運勢」のものならば持ち帰り、「悪い運勢」のものは引いた場所の木の枝などに結んで厄落としをする?または、「良い運勢」でも「悪い運勢」でもどちらの場合でも、引いた場所の木の枝などに結んでくる?

 「引いたおみくじはどうしたらいいのか?」現役の神主さんに質問してみました。

 「おみくじを引いた神社やお寺の木に結びつけてくるという行為は、運勢に関わらず、そこにいる“神様と縁を結ぶ”」という考え方があるそうです。

ただし、「悪いものは持ち帰り、時折取り出して見て、自分を戒める」という考え方や使い方もあるそうなので、持ち帰っても、結んでも、基本的にはどちらでも問題ないそうですよ。

 「おみくじ」を結ぶ場所についてですが、最近では専用の場所が設けられている事がほとんど。寺社の木々は古木が多いため、発育や保護に配慮しての事だそうです。

 とはいえ、「古木に結び、縁やパワーをもらいたい!」という方も多いらしく専用の場所があったとしても、あえて木に結んで行く方もいるそうです。ただ、特に古い木の場合、結び目で枝を傷つけ枯れてしまったりすることもあるとかで、専用の場所が設けてある場合には、是非それに従って欲しいとの事でした。

 最後ですが写真は筆者が今年の初詣で引いてきたおみくじ。「大吉」でした!でも一緒に行った人全員が「大吉」でした!!……?

(宮崎美和子)