- Home
- 過去の記事一覧
カテゴリー:コラム・レビュー
-
【うちの本棚】第八十三回 コマンドJ/横山光輝
「うちの本棚」、今回は長く単行本化されなかった横山光輝のスパイアクション『コマンドJ』を取り上げます。スピード感のある現代スパイ物、同時期の『伊賀の影丸』と比較してみるのもいいでしょう。 横山光輝の作品は、氏の没後、講談社から未単行本化作品が相次いで刊行… -
【うちの本棚】第八十二回 夜光島魔人/横山光輝
「うちの本棚」、今回も横山光輝の作品を取り上げます。波瀾万丈の展開が横山らしい表題作『夜光島魔人』、そしてSFマインドにしびれる『13番惑星』など1960年代の作品集。 映画を観た帰りに海岸を散歩していた山形 武と三郎の兄弟は、叫び声を聞いて駆けつけると… -
【うちの本棚】第八十一回 竜神伝説/横山光輝
「うちの本棚」、今回は横山光輝の未刊の時代劇コミック『竜神伝説』です。琵琶湖を舞台に水中に潜ることもできる亀甲船をめぐって展開するストーリー…だったはずですが…。 横山光輝はSFと時代物(とくに忍者物)が2本柱の漫画家だったと言っていいだろう。そんな横山… -
【うちの本棚】第八十回 幻の怪蛇 バチヘビ/矢口高雄
「うちの本棚」、今回は矢口高雄の『幻の怪蛇 バチヘビ』です。個人的には矢口の代表作のひとつととらえていますし、本作によって「バチヘビ(ツチノコ)ブーム」が日本中を沸かせたという印象も強い作品です。 本書は昭和48年「少年マガジン」に掲載され、その後4話ま… -
【うちの本棚】第七十九回 コン・バトラーV/ひおあきら(原作・八手三郎)
「うちの本棚」、今回はひおあきらのコミカライズ版『コン・バトラーV』を取り上げます。ロボットアニメ・コミカライズ作品としてはマンガ史に残るといってもいい作品ではないでしょうか。 『コン・バトラーV』は東映エージェンシー制作(実際には「サンライズ」の前身「… -
【うちの本棚】第七十八回 大空魔竜ガイキング/細井雄二
「うちの本棚」、ロボットアニメコミカライズシリーズとして、今回は『大空魔竜ガイキング』の細井雄二版を取り上げます。迫力のある画面づくりやしっかりとしたメカ描写など、コミカライズのお手本ともいえる仕上がりの作品です。 東映動画(現・東映アニメーション)のオ… -
【うちの本棚】第七十七回 グロイザーX/パンチョス・石綿
「うちの本棚」、今回はダイナミックプロのロボットアニメ『グロイザーX』のコミカライズ作品をご紹介いたします。いろいろな意味でマイナーな本作ですが、個人的にはけっこうお気に入りです。 本作は桜多吾作原作、永井 豪監修のテレビアニメ『グロイザーX』のコミカラ… -
【うちの本棚】第七十六回 超人戦隊バラタック/池原しげと
「うちの本棚」、今回は棚の隅からロボットアニメのコミカライズ作品を掘り出してみました。まず最初は池原しげとの『超人戦隊バラタック』。作者はアニメ版でも原作とキャラクター原案を担当していたので、コミカライズというより原作コミックといった方がいいかもしれません。 … -
【うちの本棚】第七十五回 サイレン戦士/ひおあきら
「うちの本棚」、ひおあきらオリジナル作品の代表作『サイレン戦士』をご紹介します。本作では得意のメカ描写を前面に押し出し、ひおあきらの集大成ともいえる仕上がりになっています。 ひおあきらといえば『宇宙戦艦ヤマト』をはじめテレビアニメ等のコミカライズで知られ… -
【うちの本棚】第七十四回 サイレン戦記/ひおあきら
「うちの本棚」今回ご紹介するのはコミカライズ作品で知られるひおあきらのオリジナル作品『サイレン戦記』です。宇宙のどこかにある水の惑星「サイレン」で繰り広げられる侵略と抵抗。それはあたかも地球の歴史をなぞっているようです。 宇宙のどこかにある、広大な海を持… -
【うちの本棚】第七十三回 本棚の旅 ウルトラQ/藤原カムイ
「うちの本棚」、今回は2000年代に描かれた『ウルトラQ』のコミカライズ。藤原カムイが描くリアルな「ウルトラQ」世界をご堪能ください。 放映から35年以上が経ってからのコミカライズ作品。この時期、初代『ウルトラマン』の新たなコミカライズ作品もいくつか描か… -
【うちの本棚】第七十二回 ウルトラQ/中城 健
「うちの本棚」、今回はモノクロフィルムを最新の技術でカラー作品にしてソフト化される『ウルトラQ』のコミカライズ作品、中城健版の『ウルトラQ』を取り上げます。 今につながる「ウルトラシリーズ」の元祖でもある本作。その忠実とも言うべきコミカライズ作品をお楽しみく… -
【うちの本棚】第七十一回 ゴジラVSメカゴジラ 決戦史
「うちの本棚」、昭和ゴジラシリーズのコミカライズ作品を復刻したシリーズの第3弾『ゴジラVSメカゴジラ 決戦史』をご紹介いたします。桑田次朗の幻の『空の大怪獣ラドン』が収録されていることで本書の価値はググンとアップしているといえますが、それと同等くらいに巻末の怪… -
【うちの本棚】第七十回 ゴジラVSモスラ 決戦史/吉田きみまろ、久松文雄、園田光慶
「うちの本棚」、前回に引き続き「幻のGコミック」を復刻したシリーズ第2弾『ゴジラVSモスラ決戦史』を取り上げます。映画本編とは微妙に異なる「モスラ」が登場するコミカライズ版も注目です。 「ゴジラVSキングギドラ決戦史」に続いて『ゴジラVSモスラ』公開に合… -
【うちの本棚】第六十九回 ゴジラVSキングギドラ決戦史/石川球太、堀江卓、古城武司
「うちの本棚」、今回は幻とも言われた怪獣映画のコミカライズ作品を復刻刊行した『ゴジラVSキングギドラ決戦史』です。なかなか単行本にまとめられることのなかった怪獣映画のコミカライズ作品をふたたび読むことができると、マニア、ファンのあいだで話題となりました。 … -
【うちの本棚】第六十八回 玉三郎 恋の狂騒曲/岸 裕子
「うちの本棚」、今回は岸裕子の代表作『玉三郎 恋の狂騒曲』。見かけは女、中身は男!? 美少年をめぐるラブコメディーです。 「別冊少女コミック」に昭和47年12月号~昭和54年12月号にかけて発表された連作スタイルのシリーズ作品。岸裕子の代表作のひとつでも… -
【うちの本棚】第六十七回 天使な小生意気/西森博之
「うちの本棚」、今回はアニメ化もされた学園ラブドラマ(!?)『天使な小生意気』です。天使のような美少女が、実は男!? そしてはじまる波瀾万丈のストーリー。 本書は、同作品が小学館「少年サンデーコミックス」で刊行されたあと、3巻分を1冊に構成し直して刊行さ… -
【うちの本棚】第六十六回 おいら女蛮/永井 豪
「うちの本棚」今回は永井豪の『おいら女蛮』です。その名前から性別を間違えられて転校手続きをされてしまった主人公が、女子生徒として通うことになった中学は、実はとんでもないところだった…という永井 豪ならではのワルノリとお色気、ギャグ満載の作品です。 「少年… -
【うちの本棚】第六十五回 五十子さんの日/倉多江美
「うちの本棚」、今回からあるテーマ・アイデアの作品を紹介していきます。まずは倉多江美の『五十子さんの日』。シニカルな笑いで少女漫画界に新風を吹き込んだ作家でもあった倉多。このセンスはいまでも色あせてはいないでしょう。 倉多江美と言えば、山岸凉子が『天人唐草』… -
【うちの本棚】第六十四回 のら犬ズック/あべこうじ
「うちの本棚」、第六十四回はあべこうじのもうひとつの一面、ハートフル路線の傑作『のら犬ズック』です。時にポエジーに、時に哀愁をおびた、心の温まる4コマ作品です。 4コマギャグ漫画家としてそれなりの位置を確立し、単に笑わせるだけというよりはお色気ネタを得意…